ホンダは、ハイブリッドスポーツ「CR-Z」の生産を2016年内で終了することを発表した。それに伴い、特別仕様車「α・Final label(アルファ・ファイナルレーベル)」を設定し、販売を開始した。
「CR-Z」は、2010年2月に販売を開始して以来、累計約4万台を販売してきた。だが、近年は販売台数の低迷が顕著になってきており、2015年の年間販売台数は1000台を下回っていた。そのような背景もあり生産終了が決定されたが、最後の特別仕様車となる「α・Final label」は、これまでの感謝の気持ちを込めたモデルとなっている。
ベースとなるのはαで、6速MTとCVTの両トランスミッションを用意。特別装備は、「CR-Z Final label」ロゴ刺しゅう入りの前席専用ブラックコンビシートおよびアルミ製コンソールプレート、ブラックのプライムスムース・ドアアームレスト、ピアノブラック調ステアリングガーニッシュ、プレミアムペダル、専用マット塗装17インチ軽量アルミホイールなどで、ファイナルモデルらしい充実した内容となっている。
また、ボディカラーは、特別色の「ブリリアントスポーティブルー・メタリック」(モノトーン)を含めた全5色をラインアップ。インテリアカラーはモノトーンと2トーンを用意する。
特別感の高い装備を追加しながらも、車両価格がベース車のαと最上級グレードのαマスターレーベルの中間に設定されているのも魅力だ。
■価格(6速MTとCVTは同一価格)
CR-Z α・Final label(モノトーンカラー):280万円
CR-Z α・Final label(2トーンカラースタイル装着車):287万200円