2013年8月7日、ホンダモーターヨーロッパは、9月10日から開催されるフランクフルトモーターショーの出展内容を発表した。
ホンダはこのショーで、2014年初めに販売を開始するヨーロッパー市場専用の「Civic Tourer(シビック ツアラー)」の量産モデルを出展する。この新型シビック ツアラーは今年3月に開催されたジュネーブモーターショーでコンセプトカーとして出展されたが、フランクフルトでは量産モデルとして出展されるのだ。
ヨーロッパで開発、デザインされた「Civic Tourer(シビック ツアラー)」は、低くワイドで、空力性能に優れたヨーロッパ専用モデルの「シビック(5ドア)」のスタイリングをさらに進化させたスポーティワゴンのデザインに加え、広々とした室内空間を確保するなどワゴンならではの実用性を備えている。さらに、新技術「アダプティブダンパーシステム」を、ヨーロッパで販売しているホンダ車として初めて採用しているという。これは連続可変ダンパーシステムと推測される。なお「Civic Tourer」はホンダUK工場で生産される。
また同時に、新世代パワートレイン技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」の一つであるディーゼルエンジン、1.6L i-DTECを搭載し、好評を得ている「シビック(5ドア)」の内外装を改良したマイナーチェンジモデルも初公開する。
これ以外ではさらに、今年1月の北米国際自動車ショーに出展し、ジュネーブモーターショーにも出展された「NSXコンセプト」、今季フル参戦しているWTCCマシン、1988年型マクラーレンF1(MP4/4)なども展示される予定だ。