ホンダ 世界生産、海外生産、アジア生産、中国生産が10月として過去最高を記録

ホンダは2017年11月29日、2017年10月度の四輪車の生産・販売・輸出実績を発表した。

■生産

10月の生産台数は国内と海外で明暗が分かれる結果となった。国内生産の10月実績は72,366台で、前年比は97.1%。2カ月連続しての減少となった。ただし1〜10月の累計生産台数は661,863台で、これは前年比で100.2%とほぼ前年並みをキープしている。

一方の海外生産は、中国の113,330台と中国を含むアジア全体の180,513台が、いずれも約120%の前年比を記録している。それぞれ29カ月、37カ月連続しての増加だ。またこれらの数字は10月単月としては過去最高となった。

北米は比較的生産台数の伸びの鈍い地域ではあるものの、米国が111,576台で前年比101.4%、北米の括りでも167,952台、前年比99.9%と、ほぼ前年並みの数字となった。

こうした海外地区の好調によって、海外生産全体は380,599台で前年比109.5%。国内を加えた世界生産でも、452,965台は前年比107.3%となり、これらも10月単月としては過去最高を記録した。

■国内販売

国内販売はやはり新型N-BOXの販売開始を受けて、届出車の販売が好調を見せている。届出車の10月実績は30,571台で、前年比は124.7%。2カ月連続の増加となった。また1〜10月累計は287,332台で、前期比は106.2%となっている。

ちなみにN-BOXのみの10月の販売台数は21,234台。もちろんこれは届出車名別1位の数字だ。またN-WGNも5,440台で、同8位に入っている。

登録車に関しては届出車とは対照的にやや低調気味で、10月実績が28,043台で前年比85.9%。2カ月連続の減少となった。1〜10月累計も323,428台で、前年比は100%となった。

登録車の車名別で上位に入っているのはフリードで、10月の販売台数は7,060台。フィットが7,020台で続く6位に入っている。

とはいえ国内販売の総合計となると、届出車の牽引によって58,614台を売り上げている。前年比は102.6%で、4カ月連続の増加増加となった。

■日本からの輸出

日本からの輸出については、今回の数字でも減少傾向が続いている。いずれの地域も、5カ月連続して前年比を大きく下回った。

それでも主要生産国に関しては、前月のような前年度比が10%台となるような極端な落ち込みは見られなかった。総合計も前年比41.8%ではあるが、前月より1,000台以上多い5,210台が輸出されている。

ホンダ 2017年10月 生産・販売・輸出実績

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