ホンダ 世界生産、海外生産、アジア生産、中国生産が上半期として過去最高を記録

ホンダは2017年10月30日、2017年9月度の四輪車の生産・販売・輸出実績を発表した。

■生産

9月の国内生産台数は70,094台で、前年比は93.2%。単月としてみれば2カ月ぶりに減少とはなったものの、2017年上半期となる4〜9月累計では382,378台で前期比は103.5%。2期連続しての増加となった。

さらに海外生産に関しては、385,169台という9月単月としては過去最高の台数を生産し、前年比は102.9%。5カ月連続しての増加となった。

2017年上半期の累計でも、2,174,621台は全ての半期を通して過去最高を記録し、前期比も104.4%となっている。これは6期連続の増加だ。

海外生産の内容を見てみると、北米で減少、その他の地域で増加という、このところの傾向がそのまま数字になっている。ボリューム的にも増加率でも好調な推移を見せているのはやはりアジアで、9月実績の207,678台はすべての月を通して過去最高を記録している。前年比は115.3%で、36カ月連続の増加だ。

またアジアの数字に含まれている中国も、同じくすべての月を通して過去最高となる136,518台を生産。こちらは前年比118.8%で28カ月連続増となる。

2017年前期累計でも、アジアと中国の生産台数はすべての半期を通して過去最高を記録。いずれも6期連続しての増加となった。

こうした海外生産の好調を受けて、世界生産も9月単月として過去最高の台数となった。455,263台は前年比101.3%。5カ月連続で増加を続けている。

■国内販売

9月の国内販売では、登録車が3カ月ぶりに減少に転じた。37,411台は前年比98.3%。ただし2017年度上半期としての区切りでは、180,903を売り上げ前期比は101.6%となっている。

車種別の販売実績では、フリードが10,808台で登録車名別順位は4位。前月の6位から躍進を見せた。フィットは同5位と1つ順位を落としはしたが、これはフリードに前を譲った形であり、台数的には8,814台と前月を2,000台以上上回る数が売れている。

一方で届出車は、9月実績の前年比が2割以上増加となる、38,592台を販売した。もちろんこれはフルモデルチェンジされたN-BOXが、登録車名別首位の座を取り戻したのが最大の理由だ。N-BOXは26,983台が販売され、届出車の販売台数のほぼ7割を占める結果となった。

この届出車の販売台数増加を受け、4〜9月累計も152,210台で前期比106.0%に。4期ぶりの増加となった。

登録車が前年比減少となりはしても、9月実績の総合計は76,003台。前年比は108%で3カ月連続で増加を続けている。また登録車が減少しているのはあくまでも前年同月比であって、台数そのものは前月を10,000台以上上回っている。

4〜9月累計でも、国内の総販売台数333,113台。前期比103.6%で3期ぶりの増加となった。

■日本からの輸出

日本からの輸出は、減少傾向が続いている。とくに北米の数字のほとんどを占める米国が、前年比で10.1%という大幅縮小で、総合計の3,998台は前年比29.3%。4カ月連続しての減少となった。

ホンダ 2017年9月度 四輪車の生産・販売・輸出実績

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