ホンダ 四輪車の海外生産と世界生産が6月単月およびすべての半期を通して過去最高

ホンダは2017年7月28日、2017年6月度の四輪車の生産・販売・輸出実績を発表した。

■生産

国内生産の6月実績は71,094台。これは前年比105.9%で、3カ月連続の増加となった。1〜6月累計でも401,684台は前年比102.4%となり、2年連続の増加となっている。

さらに好調ぶりを見せるのは海外生産だ。前年比で見れば104.8%の増加ではあるが、絶対数の375,282台は6月単月としては過去最高。1〜6月累計の2,185,171台も、全ての半期を通して過去最高の台数を記録している。

この好調の一番の要因となっているのは、やはり中国での生産台数の増加だろう。中国での6月実績は127,848台で、もちろんこれも6月単月の過去最高台数。前年比も134.7%と大きく、これは25カ月連続しての増加となっている。アジアの枠で見ても、前年比は33カ月連続の増加だ。

世界生産でも生産台数446,376台は6月単月としての過去最高値。1〜6月累計もやはり全ての半旗を通して過去最高で、2,586,855台となった。

■国内販売

国内販売は登録車が前年比97.2%の32,985台で、2カ月連続で減少する形となっている。車種の販売実績としては、フリードが9,151台で登録車名別7位、フィットが8,738台で登録車名別9位。売れ筋がやや不調といった感じだ。

しかし4月まで増加傾向だったため、1〜6月累計での販売台数は200,054台。前年比は100.7%と、2年連続で増加を続ける結果となった。

届出車は28,105台で前年比103.4%。こちらは2カ月連続しての増加となっている。相変わらず「N-BOX」は届出車名別で1位となる17,654台を販売していて、同8位の「N-WGN」も6,293台。1〜6月累計の前年比も102.8%となり、3年ぶりに増加に転じた。

ちなみに1〜6月累計の主な車種の販売実績は、登録車では「フリード」が61,057台で登録車名別5位、「フィット」が46,170台で登録車名別9位。また届出車では「N-BOX」が106,234台で届出車名別1位、「N-WGN」が44,436台で届出車名別8位となっている。

■日本からの輸出

海外での現地生産が増加していることから、日本からの輸出は、数字としては時期的なばらつきが見られるものの、基本的には減少しつつある。6月実績の総合計は8,805台で、これは前年比55.2%となった。

内訳を見ても、北米が前年比31.8%、欧州が同95.6%、アジアが同64.8%、その他が同76.7%と軒並み減少。これらにより、1〜6月累計も全体的に減少基調へとなってきている。

ホンダ 2017年6月度 1〜6月期 生産 販売 輸出

ページのトップに戻る