ホンダは2016年12月27日、2016年11月度の四輪車の生産・販売・輸出実績を発表した。
それによると11月の海外生産は37万7,303台。これは前年同月比111.7%で4ヶ月連続での増加となったばかりでなく、11月単月としては過去最高の台数となった。
内訳を見ると、北米での生産が15万8,438台で前年同月比106.5%、中国の13万2,401台を含むアジアが18万9,853台で同115.5%。これらはいずれも海外生産合計と同じく、11月単月として過去最高の数字となっている。とりわけアジアは26ヶ月連続で増加しているのが目を引く。
国内生産や欧州での生産は過去の記録を上回ることはなかったものの、それでもそれぞれの前年同月比は112.6%と126.3%。結果的に世界生産も45万8,822台と前年同月比111.8%の4ヶ月連続増となり、これまた11月単月で過去最高を記録した。
国内販売は登録車、届出車ともに前年同月の台数を超えていて、総合計は5万8,164台で109.4%。3ヶ月連続の増加となった。登録車では車名別販売実績5位と9位のフリード、フィットで半数以上を占めていて、届出車では同じく1位のN-BOXが半数以上となっている。
一方、日本からの輸出は総合計が1万2,334台。前年同月比97.2%と17ヶ月ぶりに減少した。これは欧州向けが前年比65.9%と大幅に減少したことが影響している。アジアはほぼ横這い、北米やその他の地域向けはむしろ増加している。