ホンダは2016年11月25日、2016年10月度の四輪車 生産・販売・輸出実績を発表した。
国内生産の10月実績は7万4,490台。これは前年同月比98.7%で、6カ月ぶりの減少となった。ただし9月までの半年間の増加のため、1〜10月累計では前年同期比112.3%となっている。
海外生産に関しては全般的に好調で、海外生産合計の34万7,644台という数字は、10月単月としては過去最高を記録した。内訳としては欧州の増加割合が大きく、前年同月比169.8%の1万5,013台となっている。
また増加傾向が連続しているのがアジアで、アジア全体では25カ月連続での増産。そしてそれを支えているのが中国で、前年同月比105.6%の9万4,053台を生産した。これは17カ月連続の増加となる。
国内販売については総合計が5万7,136台。前年同月比103.3%で2カ月連続増となっているが、これには車名別1位のN-BOXや同7位のN-WGNの好調によって、届出車が2カ月ぶりに増加となったのも貢献している。ただし1〜10月累計の前年同期比で見ると届出車で91.2%、総合計でも95.1%とやや低調気味なのが見て取れる。
それに対し輸出は、北米が14カ月ぶりに減少に転じているものの、欧州が3,799台で前年同月比142.4%、アジアが1,001台で同145.9%と大きく増加。結果として総合計は16カ月連続増。1万2,461台で、前年同月比112.1%を達成した。
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