【人とくるまのテクノロジー展2025】ホンダ最新知能化技術を中心に出展

ホンダは2025年5月16日、パシフィコ横浜で5月21日（水）から23日（金）まで、そして愛知県国際展示場で7月16日（水）から18日（金）まで開催される「人とくるまのテクノロジー展 2025」に出展すると発表した。

ブースでは、ホンダが掲げる2050年の「カーボンニュートラル」と「交通事故死者ゼロ」という目標の達成に向けた最新技術に加え、知能化技術による新たな価値創造技術を紹介する。

また、横浜会場で関連催事として開催される「自動車技術会2025年春季大会」では、5月22日（木）に、ホンダの三部敏宏社長が「電動化・知能化時代に於けるモビリティ産業の広がりについて」、並行で開催される「EVTeC2025」では、5月21日（水）に、本田技術研究所の大津啓司社長が「Honda’s Pursuit of Carbon Neutrality and Electrification Technology」と題した講演を行なう。

主な展示内容は次のようになっている。
薄型・軽量バッテリーパック
生産技術の革新により、薄型化したバッテリーの実物展示とそれを実現するための技術を紹介する。実現技術は大型アルミダイカストの接合技術、搭載効率最大バッテリーパック、バッテリー劣化抑制技術。

リソースサーキュレーション技術
資源利用に関する社会課題にも向き合い、モビリティを通して「自由な移動の喜び」を永続的に提供し続けるための取り組みを紹介。

独自の協調人工知能Honda CI による運転支援技術
「Honda CI（Cooperative Intelligence」を用いて、360度リスク認知によるCI運転支援により、CIが周辺状況から運転リスクを予測して、そのリスクをドライバーに伝達することで安全行動を促し、ドライバーのリスク見落としによる交通事故を低減することを目指す技術を紹介。

具体的には、後付けも可能な前後カメラでリスク認知状態を検出するとともに、交通シーンとドライバーの認知状態に応じて、車内に設置したLEDリスクインジケーターでドライバーに対して注意喚起を光と音で告知する技術を紹介。

安全・安心ネットワーク技術
事故に遭わない交通社会の実現に向け、通信技術の活用により、全ての交通参加者がつながり、共存できる「協調安全社会」の実現を目指すために、路側カメラ、車載カメラやスマートフォンから各交通参加者の状態・特性を把握し、通信で検知した交通環境に潜むリスクをサーバーに集約。総合的にリスクを予測し、リスクが高まりそうな交通参加者へ対処手法を通知、リスクを未然に回避する行動を促す技術を紹介。