ホンダは2025年1月10日、東京オートサロン 2025で2025年シーズンのモータースポーツ活動計画を発表した。
F1グランプリは、これまで通りホンダレーシング(HRC)がパワーユニットのうち、バッテリー以外のコンポーネントを製造し、Red Bull Powertrains(レッドブル・パワートレインズ)へ供給し、シーズンを通したパワーユニット運用のサポートをReg Bullチームに行なう。
2025年で、F1参戦5年目を迎える角田裕毅選手に対するサポートも従来通り行なわれる。
なおこうした体制もいよいよ2025年が最終シーズンとなり、2026年からはマシン、エンジンも一新され、ホンダはアストンマーチン・チームにパワーユニットを供給する体制になっている。アウディを始め、多くのワークスが参戦し、これまでと全く違った新たな勢力地図によるF1グランプリが開催されることになる。
国内では、全日本スーパーフォーミュラ選手権、スーパーGT選手権はこれまで通りの体制でチャンピオン獲得に挑む。
また、スーパー耐久シリーズには、これまでと同様にST-Qクラスにカーボンニュートラル燃料を使用するシビック TYPE Rで参戦を継続する。
アメリカでは、インディカー・シリーズに参戦するる5チームにHRC USAを通じてパワーユニットを供給する。
またル・マン24時間レースと共通の規定で開催されているIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の最高峰「GTPクラス」にはHRC USが供給するアキュラ・ブランドのマシン「ARX-06」2台が参戦する。
メイヤー・シャンク・レーシングとのパートナーシップにおいて2台体制のうち、93号車のチームオペレーションの主要部分をHRC USのエンジニアが担うことでHRC USの役割を拡大。人材育成と技術開発の両方を加速させていく。さらに、太田格之進選手が、デイトナ24時間レースを含む3大会に同チームより参戦する。