ホンダ・アメリカのアキュラ部門は2024年8月16日、電動化戦略をさらに推進する新たなモデル「アキュラ・パフォーマンスEVコンセプト」をモントレー・カー・ウィークのイベントで発表した。
このモデルは、プレミアム・パフォーマンスブランドの次世代高性能EVモデルを予告するコンセプトカーとされている。
アキュラ・パフォーマンスEVコンセプトは、ロサンゼルスのアキュラ・デザイン・スタジオでデザインされたエキサイティングなパフォーマンスSUV。
2025年後半に生産を開始する予定のこの新型モデルは、ホンダが開発した新型EVプラットフォームで設計された最初のモデルであり、オハイオのEV専用工場で生産される最初のモデルである。また、アキュラとしては2024年モデルのZDXに続く第2弾のEVだ。
アキュラ・パフォーマンスEVコンセプトは、クーペのようなシルエットで、先進的なティアドロップ型のキャビンは、セミマット仕上げの「ムーンリット・ホワイト・パール」塗装で仕上げられている
リヤはフルワイドのテールランプ、大型ディフューザーを備え、2代目NSXへのオマージュを表現しているという。またテールゲートには、新しいフォントで「ACURA」の文字が採用されている。
アキュラ・パフォーマンスEVコンセプトは、ロングホイールベース、ショートオーバーハング、そして295/35R23のワイドなパフォーマンス・タイヤと大径の23インチホイール、そして逞しいホイールアーチによってパワフルでアスリートのようなプロポーションを強調。彫刻的なホイールデザインは、ブラッシュ仕上げの削り出しエッジと、間隔を変化させたユニークなスポークパターンが特徴だ。
ブレーキは、ムーンリットホワイト色の4ピスト・ンキャリパーとドリルド・ハイパフォーマンスブレーキが組み合わされている。各ブレーキ・キャリパーには印象的なネオングリーンのアキュラの文字が刻まれている。
なお、アキュラ・パフォーマンスEVコンセプトが生産されるオハイオのEV生産関連施設は「ホンダEVハブ」と名付けられている。
2025年後半のメアリースビル工場でのEV生産開始に向けて、車両生産の準備や、インテリジェントパワーユニット(IPU)の自社組立などができるように設備の再構築を進めている。ホンダは、北米におけるEV生産の本格的な開始のために、メアリースビル工場、イーストリバティ工場、アンナ・エンジン工場のEV生産に向けての改造に少なくとも7億ドルを投資するとしている。