ホンダ モビリティリゾートもてぎの「ホンダコレクションホール」をリニューアル

ホンダは2024年2月15日、モビリティリゾートもてぎ(栃木県)にあるホンダの歴史を伝える施設「ホンダコレクションホール」を、3月1日(金)にリニューアルオープンすると発表した。

コレクションホールのエントランス

コレクションホールは、ホンダの創業50周年を記念し、ホンダの原点を伝える施設として1998年3月に設立。クルマやバイク、パワープロダクツなどの製品やレーシングマシンを展示し2023年に25周年を迎えている。

今回のリニューアルでは、ホンダの「夢と挑戦の物語」を体感できる展示へと進化させている。創業以来の軌跡を記したパネルを各階に設置し、音声ガイドやスタッフによるツアーと合わせ、独自のフィロソフィや歴史を視覚・聴覚で体感できるようにしている。

1階のエントランス正面には、小型ビジネスジェット機の「Honda Jet EliteⅡ」の実物大インテリアモックアップモデルを展示し、機内への乗り込みも可能になっている。また、最新のパーソナルモビリティ「UNI-ONE」の試乗体験など、ホンダのモビリティに実際に触れられる展示を新たに追加した。

なお、コレクションホールに加え、Hondaウエルカムプラザ青山(東京都港区)や、鈴鹿サーキットパーク内に新設されるHonda RACING Gallery(三重県鈴鹿市)などの展示体験施設を通じても、ホンダの歴史、モータースポーツ、それぞれの視点でホンダ製品や企業活動、そこに込めた想いを発信していくとしている。

リニューアルポイント
2階の南フロアでは、ホンダの創業期の夢と挑戦の物語をテーマとしている。浜松の小さな町工場で開発した自転車用補助エンジンから始まり、汎用事業開始、マン島TTレースへの出場、スーパーカブの発売、F1初参戦など、ホンダの幕開けの時代を紹介。

2階の北フロアでは、4輪市場への本格的な参入を果たし、F1に再び挑戦し勝利を重ねた時代を彩る製品・マシンを展示。初代シビックやCVCCエンジン、2輪のロードレース世界選手権やF1第2期に参戦したレーシングマシンなどを展示。

3階の南フロアでは、新しい製品が次々と誕生した、時代の裏側にあった壁や逆境に立ち向かう挑戦の物語を紹介。ホンダ初の3ナンバーサイズセダンであるレジェンドや、新世代スポーツカーとして登場したNSXの開発の裏にある物語を紹介。

3階の北フロアでは、ASIMOなどロボティクス技術の研究開発や、航空機の世界への新規参入など、新たな価値創造への挑戦の物語を紹介。創業からの想いはそのままに、領域を広げ、夢の実現へと突き進んでいくホンダの挑戦が理解できるようになっている。

・ガレージコレクション(企画展):3月1日(金)から歴代CBシリーズを一挙に公開する「CBヒストリー Part1」企画展を開始する。

・ライブラリー&デザインギャラリー:開かれたコミュニティの場として活用できる「ライブラリー&デザインギャラリー」を新たに設置。ライブラリーは、さまざまな2輪車・4輪車に関する雑誌を見ながら休憩スペースとして利用できるだけでなく、ワークショップスペースとしても活用することが可能。デザインギャラリーには、ホンダのデザイナーが描いた製品のデザインスケッチやモビリティのアート作品が展示される。

・楽曲:気鋭の作曲家、久保田千陽氏によって制作され、インストゥルメンタルの音楽グループ「JPCO (Japan Popular Classics Orchestra)」が演奏したオリジナル楽曲を、各フロアの背景音楽(BGM)として再生する。時代に沿った4つのテーマからなるコレクションホール・オリジナルサウンドを楽しむことができる。

音楽グループ「JPCO (Japan Popular Classics Orchestra)」

■ホンダコレクションホール
場所:栃木県芳賀郡茂木町大字檜山 モビリティリゾートもてぎ内
営業時間:10:00-16:30(季節によって変動あり)
料金:無料(ただし別途モビリティリゾートもてぎへの入場料・駐車料が必要)

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COTY
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