ホンダと三菱商事は2023年10月13日、脱炭素社会における電気自動車(EV)の普及拡大を見据え、両社の強みを活かしたサステナブルなビジネスモデルの構築に向けた事業化検討の覚書を締結した。
今後、EVとその車載バッテリーを通じたユーザーの利用価値向上を目指し、以下のような新たな事業に関して協議していくことになる。
■ バッテリーのライフタイムマネジメント事業
ホンダが2024年から順次発売予定の軽商用車EVに搭載されるバッテリーを対象に、バッテリーモニタリング機能を高度化し、車載用から定置用への転用を通じてライフタイムマネジメントを行なう、バッテリー価値最大化への取り組み。
■ スマート充電・V2Gを通じたエネルギーマネジメント事業
スマート充電は電力の需給に合わせてEVの充電タイミングを自動制御する仕組み。V2Gは電気自動車と電力網の接続を意味する。
先進的な制御技術によりEVユーザーの電力コストを最適化するスマート充電・V2Gサービス・グリーン電力の提供を実現する。