ホンダとGM グローバルEVシリーズを共同開発へ

ゼネラルモーターズ(GM)とホンダは2022年4月5日、GMの次世代アルティウム・バッテリーを搭載した新たなグローバルアーキテクチャーをベースとする最量産電気自動車(BEV)シリーズを共同開発することで、BEVさらなる普及に向け両社の提携関係を新たな領域へと拡大する計画を発表した。

ホンダとGMは、2013年に燃料電池分野での共同開発のスタートに始まり、自動運転モビリティサービスの共同実証、次世代バッテリーの共同開発などを経て、2020年9月にはアメリカでの戦略的アライアンスの提携を発表し、ホンダのアメリカ市場向け専用モデルをGMと共同開発すること、GMが投資しているアルティウム・プラットフォームとバッテリーの共用、さらにコネクテッドサービス分野でも統合することが模索されてきた。

そして今回、次世代アルティウム・バッテリーを搭載した新たなグローバルアーキテクチャーをベースとする電気自動車(EV)シリーズを共同開発することが明確になり、BEVに関しては両社は不可分の関係を構築したことになる。

GMとホンダは、相互の技術力や設計力、ソーシング戦略を活用し、世界トップクラスの品質と高い生産性、さらに低価格化を実現することを目指し、両社で設備の共通化などを行ない、2027年以降には数100万台規模でのEV生産を可能にするとしている。

その結果、両社のEVシリーズのマーケット規模は1300万台を超え、世界最大規模となるBEVの覇権を確立することを目指している。

また両社は、電動化コストのさらなる低減、BEVの性能やサステナビリティの向上を目指し、将来のBEV向けバッテリー技術の領域における協業についても検討している。

GMは、すでにリチウム金属電池やシリコン電池、全固体電池などの新技術や、それらの早期導入を可能にする生産方法などの研究開発を加速している。ホンダも独自の全固体電池技術の研究開発を進展させ、すでに日本国内の実証設備で生産技術の検証を行なうなど量産化に向けた取り組みを積極的に進めており、新世代バッテリー開発においても両社の力を結集させ、他社をリードしようとしている。

GMのメアリー・バーラCEOは、「GMとホンダは、両社の持つベストなテクノロジーやデザイン、生産戦略を共有することで、価格受容性が高く、お客様にとって魅力的な性能のEVを、北米、南米、さらに中国を含むグローバルな規模でお届けしていきます。GMは2035年までに大型トラックを除く車両のテールパイプエミッションをなくし、2040年までに企業活動を含めカーボンニュートラルを達成する目標を掲げており、この協業もそのコミットメントに向けての重要なステップとなります。両社が協業することで、それぞれが単独で取り組むよりもスピーディに世界中のお客様にEVに乗っていただくことが可能になります」と語っている。

ホンダの三部敏宏社長は、「ホンダは、2050年までにグローバルでカーボンニュートラルを実現するという目標を掲げており、そのためにはEVのコストを下げ、より多くのお客様にEVを所有していただくことを可能にしなくてはなりません。ホンダとGMは、グローバルでEVの販売台数を飛躍的に拡大すべく、これまでの技術領域における協業を更に強固なものにしていきます」と語っている。

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