2914年4月17日、ホンダの米国法人のアメリカン・ホンダモーターは、現地時間4月16日にニューヨークオートショーに、アメリカ市場専用のアキュアラブランドのミドルクラス・ラグジュアリーサルーン「TLX」の市販仕様を出展すると発表した。
TLXは、現在販売している「TL」や「TSX」に置き換わるミドルサイズのラグジュアリーセダンとして新登場する。ソリッド感のあるアスリートを思わせるエクステリアデザインだ。
パワートレーンは新開発の2.4L・直噴DOHC i-VTEC・直列4気筒エンジン（206ps）と、「MDX」に搭載している3.5L・直噴SOHC i-VTEC・V型6気筒エンジン（290ps）を搭載。トランスミッションは、2.4Lエンジンモデルには新開発の世界初となるトルクコンバーター付き8速DCTを、3.5Lエンジンには新たに9速ATをそれぞれ組み合わせている。
FFモデルには「RLX」に搭載しているプレシジョン・オール・ホイール・ステア（Precision All-Wheel Steer=4WS ）を採用し、旋回性と安定性を両立させている。さらに、3.5Lモデルには、従来より25％軽量化した新世代の4輪駆動力自在制御システム（SH-AWD ）を搭載したモデルも設定する。
また安全運転支援システムとして、単眼カメラによる路外逸脱抑制機能（RDM ）をアキュアラモデルとして初めて採用。RDMは、道路上の白線やキャッツアイなど車線境界線を検知し、ブレーキやステアリングを制御することにより、クルマが車線から逸脱しないように抑制するためのシステムだ。
これらの新技術と、新開発ボディー、シャシーを組み合わせることでTLXはアキュアラのラインナップにおいて最も俊敏でスポーティーなダイナミック性能を実現しているという。TLXは、全米で2014年後半より販売する予定だ。
