ホンダは、国土交通省主導で検討されている超小型モビリティーの車両区分および欧州L7カテゴリー(欧州の二輪カテゴリー。EVはバッテリーを除き重量400kg以下、出力15kW以下)を視野に入れた近距離移動用の超小型EV「MC-β」を2013年11月19日に発表した。この電気自動車は熊本県、さいたま市、宮古島市とホンダが共同で開始した社会実験にも順次導入される。
MC-βは超小型ながらも、オフセットシートレイアウトを採用して大人2人が快適に座れる空間とユーティリティスペースを確保。サイズは軽自動車よりも全長で約900mm短い超小型ボディで、最小回転半径は3.3m。都市部などの道路環境でも快適な走行が可能だ。
ボディはホンダの二輪車技術を応用したパイプフレームボディで軽量かつ高剛性。ボディ外板には樹脂を採用することで、大胆な造形が可能となり、フレンドリーデザインを具現化している。
充電システムはAC100V/AC200Vの充電システムを採用して、一般に設置された電気自動車用充電スタンドを使用できる。
■ホンダMC-β主要諸元