【ホンダ】デトロイトショー アキュラ「MDXプロトタイプ」と市販仕様に近づいた「NSXコンセプト」をワールドプレミア

デトロイトショーに登場した、より市販化に近づいたNSXコンセプト

2013年1月16日、ホンダのアメリカ法人、アメリカン・ホンダモーターは1月14日から開幕したデトロイトモーターショー(北米国際モーターショー)で、アキュラブランドの「MDXプロトタイプ」と、2012年デトロイトショーでベールを脱いだNSXコンセプトをベースに量産化に一歩近づいた「NSXコンセプト」を送り出した。

デトロイトショーに登場したMDXプロトタイプ(左)、RLX(中)、NSXコンセプト(右)

 

■MDXプロトタイプ
MDXはアキュラのフラッグシップSUVという位置付けだが、今回登場したMDXプロトタイプは次世代デザインのフロントグリルやジュエルアイ(Jewel EyeTM)LEDヘッドライトを採用。エアロダイナミックなスムーズでエレガントなエクステリアとして、新たなクロスオーバーSUVとしてまとめ上げている。また、全高を現行モデルより3.8cm低くしながら、従来同等のインテリアスペースを確保した効率のよいパッケージを実現。

現行のアキュラMDX
MDXプロトタイプ

 

パワートレーンは新型3.5Lの直噴SOHC i-VTEC・V型6気筒エンジンを搭載。高トルクと低燃費を両立させている。前後サスペンションは一新され、軽量化シャシーの採用により、ラグジュアリーSUVにふさわしい加速性能と快適性を両立。新型MDXは米国アラバマ州で生産され、2013年の半ばにアメリカで発売を予定しているという。

 

■NSXコンセプト
NSXコンセプトは2012年のデトロイトショーで初めて姿を現した。今回は2012年コンセプトカーをベースに、より量産仕様に近づけたプロトタイプだ。軽量なボディに次世代の直噴VTEC ・V型6気筒エンジンをミッドシップに配置。走りと燃費性能を両立した高効率・高出力のハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD(R)(Super Handling-All Wheel Drive)」を搭載した新しい価値を提案するスーパーカーだ。

エクステリアのデザインはクリーン、モダン、シンプルというコンセプトを強調し、高いパフォーマンスの可能性を感じさせるロー&ワイドで力強いスタイリングへと進化させている。インテリアのコンセプトは「ヒューマン・サポート・コックピット」とされ、優れた視認性とエキゾチックなドライビングポジション、直感的なインターフェースのコックピットとしている。

NSXコンセプトのSPORT HYBRID SH-AWDは、エンジンとモーターを内蔵したデュアル・クラッチ・トランスミッションを組み合わせ、前輪の左右を独立した2個のモーターで駆動する電動式の四輪駆動システムを搭載したハイブリッドシステムを採用する。

左右輪のトルクを独立して制御することでクルマの旋回に必要なヨーを自ら生み出し、オンザレール感覚のコーナリングを実現。この駆動システムにより、スーパースポーツならではの加速感と、ドライバーとマシンが一体化したドライビングプレジャーを体感でき、同時に環境性能と燃費性能も両立させているという。

また、2012年年11月にロサンゼルスオートショーでデビューした新型「RLX」のプレシジョン・オールホイールステア(Precision All-Wheel Steer)モデルはアメリカで2013年3月15日から販売を開始すると発表した。

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COTY
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