ホンダは2012年12月24日、「N BOX」と「N BOX +」をマイナーモデルチェンジして、同日より発売を開始した。今回はN BOXのNAエンジン搭載FF車のJC08モード燃費を24.2km/Lに向上したことが最大のトピックだが、N BOX カスタムやN BOX +に設定していたターボ仕様車を、N BOXにも追加して選択の幅を広げている。またN BOX +を含むシリーズ全車で装備の充実を図っている。
エンジンの高効率化によるJC08モード燃費の改善は、N BOX +でも採用され、ニュースリリースではN BOXのNAエンジン搭載FF車の燃費向上(22.2 km/Lから24.2km/L)にしか触れられていないが、N BOX +の当該モデルも21.2 km/Lから23.2km/Lに向上。これにより、エコカー減税による減税のメリットも50%から75%に変更になっている。
そのほか、N BOXとN BOX +のGタイプ(車いす仕様車を除く)にフルオートエアコンディショナー(従来はマニュアルエアコン)を標準装備化。また14インチアルミホイールとドアミラーウインカーをN BOXとN BOX +のG・Lパッケージに標準装備化。さらにN-ONEに標準装備された、走行中急ブレーキと判断した場合にハザードランプが自動で高速点滅して後続車に注意を促す「エマージェンシーストップシグナル」を全グレードに標準装備とした。
メーカー希望小売価格は以下の通りだが、グレードにより据え置きから1〜2万円程度のアップにとどめられている。またシリーズ合計の販売計画台数(国内・月間)は、従来と同じ1万5000台となっている。