2012年6月28日、ホンダはLLクラスのミニバン「エリシオン プレステージ」を一部改良して発売した。今回は各種情報サービスを通信費無料で利用できるリンクアップフリーに対応したインターナビを標準装備。またボディカラーのバリエーションを一新して、商品としての魅力を向上している。なお同時に「エリシオン」については、国内の販売ラインアップからは落とされている。
エリシオン プレステージは今回から「Hondaインターナビ+リンクアップフリー(専用通信機器+通信費無料)+プログレッシブコマンダー+ETC車載器(ナビゲーション連動)」が標準装備とされた(ただしリンクアップフリーで通信費が無料になるのは装備された専用通信機器でのデータ通信のみ)。また高画質な地上デジタルテレビ放送を楽しめるフルセグ(12セグ/ワンセグ)TVチューナーも採用されている。
さらにボディカラーをすべて新色とし、全4色(プレミアムスパークルブラックパール、ホワイトオーキッドパール、スーパープラチナメタリック、オーロラローズウッドパール)のカラーバリエーションを設定。そして本革シート(運転席&助手席はシートヒーター付き)を「SG」には標準装備、「S」にはメーカーオプション設定とした。なお、新たな安全基準に対応すべく、全席に3点式ELRシートベルトとヘッドレストを標準装備としている。
メーカー希望小売価格は以下の通りで、2.4L搭載の「S」は7.5?13.8万円(消費税を含む、以下同)の値上げ、3.5L搭載の「SG」は31.5万円のプライスダウンとなっている。ただし、今回設定されたボディカラーはオーロラローズウッドパールを除いてオプション扱いとなり、4.2万円高となる。国内の販売計画台数については、前回のマイナーチェンジ時点(2010年11月)より100台少ない月間200台に見直されている。