2012年6月14日、ホンダは軽乗用車の「ライフ」と「バモス」、「バモス ホビオ」を一部改良すると発表した。いずれの車種も装備の充実を図りながらリーズナブルな価格設定として、6月15日より発売する。
ライフは、エントリーグレードのCタイプのリヤドア/リヤクオーター/テールゲートに、高熱線吸収&UVカット機能付きのプライバシーガラスを標準採用。さらにフルホイールキャップなども標準装備として、外観装備を充実。電子制御制動力配分システムのEBD付きABSも新たに標準装備とした。
中間グレードのGタイプには、Hondaスマートキーシステムやイモビライザー、セキュリティアラームなどを標準装備し、使い勝手を向上している。さらに上級のDIVAにはブルーイルミネーション照明付きのフロントドリンクホルダーや14インチアルミホイールなどを標準装備。スマートキーやイモビライザーに加えて、セキュリティアラームやフルオートエアコンなどを標準装備とした。
なお、福祉車両のG 助手席リフトアップシート車には回転及び昇降操作が離れたところからできる、リフトアップシートリモコンを今回から標準装備としている。
メーカー希望小売価格は以下の通りで、Cタイプは2万5000円、Gタイプは3万円、DIVAは4万9000円の値上げになっているが、装備の充実度を考慮すれば買い得感のある価格設定だと訴求。また販売計画台数(国内・月間)は3000台となっている。
広い室内空間と個性的なスタイルをアピールするバモスと、同じく多彩な使い方ができる広いカーゴルームが特徴のバモス ホビオも一部改良を受けた。両車ともボディカラーに、バニラクレムとピンクゴールドメタリック、プレミアム・ミスティックナイトパールの3色を新たに設定し、全8色のカラーバリエーションとした。
またバモスでは新たに「Gタイプ」を設定。スタイリッシュな外観を演出する3本メッキのフロントグリルやリヤのバンパーガーニッシュ、13インチのアルミホイールなどを標準装備としながら、リーズナブルな価格設定も魅力のひとつだとしている。
さらにバモス ホビオにも、今回新たに「Gタイプ」が設定されている。こちらにはハーフシェイドのフロントウインドウやユーティリティフックなどを標準装備して、同様にお買い得感のある価格を設定。さらに4ナンバーの商用車登録となる「Pro」には、水や汚れを手軽に拭き取れるワイパブルマットをカーゴルームフロアとリヤシート背面に標準装備とした。
メーカー希望小売価格は以下の通りで、従来の「Mタイプ」と「Lタイプ」は廃止されている。販売計画台数(国内・月間)は600台とのことだ。ちなみにホンダの軽商用車の「アクティ」シリーズも6月14日に一部改良が発表された。アクティ・バンは6月15日から、同トラックは6月22日から、同じく特装車系は7月13日から発売される。