【ホンダ】フィットが進化。ハイブリッドにも走りのRSを投入。女性向け特別仕様車も

フィットのマイナーチェンジ画像
↑ハイブリッドRS(アズールブルー メタリック)

2012年5月24日、ホンダはフィットと同ハイブリッドをマイナーモデルチェンジして発売した。今回は1.3Lエンジン搭載車の燃費や使い勝手を向上させたほか、新たに1.5Lエンジン+IMAを搭載してフットワークも強化した「ハイブリッドRS」や、ピンクのカラーデザインをインテリアやスマートキーなどに採用して女性ユーザー層拡大を目指す「シーズ(She’s)」グレードを追加するなど、ラインアップの充実を図った。

 

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↑ハイブリッド(ピュアブルーメタリック)

1.3L車のJC08モード燃費を改善

フィット全シリーズに共通する変更点としては、アンダーカバー装着による空力性能の改善やCVTの水配管径縮小による効率向上などで、1.3L車(CVT車)のJC08モード燃費を20.6から21.0km/Lに向上している。同様に1.3L+IMAのハイブリッド車の燃費も26.0から26.4km/Lに向上させている。

次に使い勝手の面では、車内が暗い時でも使いやすく、上質なインテリアを演出するLEDコンソールライトやLEDドリンクホルダーイルミネーションを標準装備とした。

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またボディカラーに新たに3色を設定。ピュアブルーメタリックに加えて、ハイブリッド RSの専用色としてスーパープラチナアクアメタリック、さらにShe’s専用としてピンクゴールドメタリックIIが用意され、全13色のカラーバリエーションとなった。

安全性能面でも全席に3点式ELRシートベルト及びヘッドレストを標準装備化。一部車種(13G/13Gスマートセレクション5MT車/ハイブリッド)を除いて、車両挙動安定化制御システムのVSAを標準装備としている。

 

FIT HYBRID RSの画像
↑ハイブリッドRS(スーパープラチナアクアメタリック)

 

ハイブリッドに1.5LのRSを新設定

フィット ハイブリッドの主な変更点としては、新デザインのクロームメッキ+クリアブルー塗装を施したフロントグリルやリヤライセンスガーニッシュを採用し、先進でクリーンなイメージを追求したエクステリアを採用。室内では、リヤセンターアームレストをハイブリッドの全タイプに標準装備とした。

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↑RSはCR-Zと同じ1.5Lのi-VTECエンジン+IMAを搭載

そして今回最大の注目を集めるのが、CR-Z譲りの1.5L i-VTEC+IMAを搭載する新グレード「ハイブリッドRS」の設定だ。1.3Lエンジン+IMAを搭載する従来車とは異なる、専用セッティングの足回りが与えられるほか、SPORT/NORMAL/ECONの3つの走行モードを選択できる「3モードドライブシステム」も装備。114psの最高出力と144kWの最大トルクは、1.3Lエンジンをベースとした従来のハイブリッド車を26psと23kW上回っている。

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↑↓ハイブリッドRSのインスツルメントパネルと3モードの操作部

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さらにLEDアクセサリーランプ内蔵フロントグリル、本革巻のスポーツステアリングホイール(ピアノブラック/オレンジステッチ入り)やピアノブラックのフロントコンソールパネル、デザインメーターなどでハイブリッドRSは差別化されている。

 

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↑She's(ピンクゴールド メタリックII)

She’s(シーズ)は本気の女性仕様車

ハイブリッドRSと並ぶ今回のマイナーチェンジのニュースが、ガソリン車の1.3Lとハイブリッド車に設定された「She’s(シーズ)」グレードだ。2010年5月にも一度設定された女性向けの特別仕様車だが、今回は「大人かわいいフィット」をコンセプトに、より多くの女性スタッフが開発に関わったとのこと。ボディカラーのピンクゴールドメタリックIIは、前述の通りShe’sのみの専用色だ。

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↑She'sのインスツルメントパネル

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それ以外にも、塗装だけでなく樹脂素材からピンク色にこだわった専用のスマートキーを筆頭に、女性に向けた装備を満載している。スーパーUVカットのフロントドアガラス、IRカット(遮熱)にUVカット機能も加えたフロントウインドウガラス、プラズマクラスター技術搭載のフルオートエアコン、アレルクリーンシートなど、それ以外の主な特別装備は以下の通りだ。

■その他のShe’s(シーズ)特別装備
ウォームブラウンメタリック塗装パネル(センターパネル+アッパーグローブボックスリッド/ステアリングホイール/フロントドアスイッチパネルなど)/ピンクメッキ製エアコンディスプレイリング&アウトレットノブ&リング/ピンクステッチ入り本革巻ステアリングホイール/カラードフロントグリル(シーズのみ)/カラードリヤライセンスガーニッシュ/She’sエンブレム(テールゲート)/ピンクステッチ入り本革巻CVTセレクトレバー(ハイブリッド・シーズのみ)/スウェード調ファブリックインテリア(ブラウン/ピンクダブルステッチ入り)


フィット15XH(プレミアムディープモカ・パール)の画像
↑15XH(プレミアムディープモカ パール)

ラグジュアリー指向の「XH」も登場

グレード展開ではガソリン車の1.5Lとハイブリッド車に、従来の「X」に代わって「XH」も新たに設定されている。より上級指向で、前2席シートヒーターやクルーズコントロールを標準装備し、シックなブラウンの専用インタリアも用意されている。また「ハイブリッドXH」にはShe’s同様にUVカットのフロントドア&フロントウインドウガラスも装備されている。

フィットHYBRID・XHセレクション(クリスタルブラック・パール)の画像
↑ハイブリッドXHセレクション(クリスタルブラック パール)
フィット15XHの画像
↑15XHのブラウンのインテリア

なおメーカーオプションとして、本革シート&インテリアや本革巻セレクトレバー(MT車はシフトノブ)、運転席&助手席シートヒーターなどをセットにしたレザーパッケージを追加設定。リヤワイドカメラや照明付きオーディオリモートコントロールスイッチなど、ディーラーオプションの純正ナビを手軽に装着できるナビ装着用スペシャルパッケージが新たに設定された。メーカー希望小売価格は以下の通り。

フィットのマイナーチェンジ価格表の画像

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ホンダ公式サイト

COTY
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