【ホンダ】ニューヨークショーで次期アキュラ「RLXコンセプト」がベールを脱いだ

アキュラ RLX コンセプトとアメリカン・ホンダモーターの岩村哲夫社長

ホンダは2012年4月4日から開幕したニューヨークショーで、アキュラ「RLXコンセプト」のワールドプレミアを行った。「RLXコンセプト」はアキュラ・ブランドのフラッグシップセダン「RL」(日本名レジェンド)のデザインの方向性を示すコンセプトモデルと発表されているが、2013年初頭にアメリカで発売が予定されており、市販を前提としたデザインであることは明らかだ。もちろんその後は中国市場などにも投入されるが、日本市場に導入されるかどうかは不明だ。

RLXコンセプトはフルサイズ・セダンらしい快適で先進的なインテリアと、上品で洗練されたボディ・フォルムを組み合わせ、さらにアキュアラ・ブランドの新たなデザインモチーフとなる「ジュエルアイLEDヘッドライト」を組み合わせたフロントフェースを備えている。RLXコンセプトは、FFと4WDがラインアップされ、それぞれに専用のエンジンを搭載するという。

4WDモデルは、1月のデトロイトショーで発表されたNSXコンセプトと同様、走りと燃費性能を両立させる「スポーツハイブリッドSH-AWD」を採用。フロントには次世代の3.5L直噴V6型エンジンを搭載する。トランスミッションはモーターを内蔵する7速DCTを組み合わせている。このため、システム総合出力は370psに達し、その一方でEPA燃費は30MPG(12.7km/L)と4気筒エンジンを搭載するミッドサイズ・セダン並みになるという。

なおハイブリッドシステムは、前輪をエンジンとモーターアシストで、後輪は左右独立の2個のインホイールモーターで駆動するシステムとなり、後輪は左右独立駆動のためトルクベクタリングを行うことでハンドリング性能を高める方式だ。

FF駆動モデルは、310psを発生する次世代3.5L直噴V6型エンジンと6速ATとの組み合わせになる。このFFモデルにはアキュラ初となる電動アクチュエーターによる4輪操舵システム「Precision All Wheel Steer」を採用しているという。前輪の可変ステアリングギヤ比システムと同期して後輪を操舵することで、軽快なハンドリングと優れたコーナリング性能の両立を実現するという。

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