【ホンダ】ステップワゴンに新開発CVT搭載。「家族の冒険プロジェクト」も発足!

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2012年4月5日、ホンダは「ステップ ワゴン」と「ステップ ワゴン スパーダ」のFF車のマイナーモデルチェンジを発表した。今回は新開発のCVTやアイドリングストップ・システムを全車に採用して、同クラストップの燃費を実現。またスパーダには外観をよりスタイリッシュに差別化した「Z・COOL SPIRIT(ゼット・クールスピリット)」を新たに設定した。発売は4月12日からとなり、4WD車の発表・発売は5月を予定している。

 

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↑ステップ ワゴンG・Eセレクション。ボディカラーはオーロラローズウッド・パール

環境&経済性、使い勝手、安全性能を向上

さて、今回のマイナーモデルチェンジのポイントは、環境&経済性、使い勝手、安全性能の3つに集約される。

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まずは2012年の東京モーターショーからホンダが展開している、次世代革新技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」のニューカマーに注目したい。すなわち、軽自動車のN BOXに搭載されたエンジンとCVT(無段変速機)に続く3番目の新技術として、新たに開発した中型クラス車両用のCVTが初めて搭載されたのだ。

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このCVTはアイドリングストップシステム対応を前提として開発され、高効率電動オイルポンプや高強度ベルト、専用オイルを採用することで伝達効率を上げ、燃費性能を向上させている。また変速やスロットル、油圧制御系を効果的に協調制御する「G-Design Shift」により、ドライバーの要求に素早く反応し、高く伸びのある加速Gを維持して爽快なドライブフィールを実現したとしている。これらの技術を組み合わせたことで、従来のCVTに対して約5%、自社同クラスの5速ATに対して約10%の燃費向上を果たしている。

併せて今回のマイナーチェンジでは空力性能の向上も行われた結果、JC08モード燃費がステップ ワゴン(Gタイプ)で13.4km/Lから15.0km/L へ、同じくスパーダ(S、Zタイプ)では13.2km/Lから14.8km/Lへと大幅に向上した。これに伴って全グレードが「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得。さらに「平成27年度燃費基準+10%」も達成している。

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次に使い勝手(ユーティリティー)の部分では、1列目シートの運転席と助手席の間にドリンクホルダー付きのセンターテーブルを新たに設定。もちろん折りたたみが可能で、ウォークスルー機能を損なうことはない。また2列目キャプテンシート仕様(両側アームレスト付き)を一部のグレードでメーカーオプション(4.2万円高/消費税含む)として選択できるようになったこともニュースだ。さらに従来からのベンチタイプ(6:4分割タンブルシート)の2列目では、センターアームレストにドリンクホルダーが新たに設けられた。最後にリンクアップフリーに対応したHondaインターナビ+車載器(専用通信機器+通信費無料)も設定されている。

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安全面では、安定した走りに貢献するVSA(車両挙動安定化制御システム)を全グレードに標準装備。坂道発進時にブレーキペダルから足を離しても、一時的にブレーキ圧を保持して後退を防いでくれるヒルスタートアシスト機能も今回から標準化された。またシートベルトの法規変更に対応すべく、全席3点式ELRシートベルトとなり、ヘッドレストも定員分が用意されることになった。

ラインアップも一部変更。6色の新ボディカラーを用意

マイナーモデルチェンジということで、内外装にも変更が加えられている。まずステップ ワゴンでは、フロントのグリルやバンパーが新デザインとなり、リヤにはLEDのコンビネーションランプが採用されている。インテリアではセンターパネルやステアリングガーニッシュなどを暖かみのあるシルバー色とし、ダークグレーのセンターパネルロアーなどにより落ち着きのある室内空間を演出。

 

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↑ステップ ワゴンG。ボディカラーは従来からのポリッシュドメタル・メタリック

グレード展開では、エントリーモデルの「G」と最上級の「Li」以外がリニューアル。快適装備を追加した「G・Eセレクション」、リンクアップフリーに対応したナビを標準で備える「G・インターナビEセレクション」、さらに装備を充実させてステップ ワゴンでは唯一キャプテンシート仕様が選べる「G・コンフォートセレクション」が新たにラインアップ。ステップ ワゴン専用の新色は、オーロラローズウッド・パールとヒダマリアイボリー・パール。スパーダと共通の新色として、ホワイトオーキッド・パールとクリムゾン・パールが用意された。

 

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↑スパーダS。ボディカラーはクリムゾン・パール

一方のスパーダでは、新デザインのLEDアクセサリーランプ内蔵フロントグリルや前後エアロフォルム・バンパーで精悍さをアピール。プロジェクタータイプのディチャージヘッドライト(HID)も採用されている。またインテリアではセンターパネルなどをクール系のシルバー色とし、ステアリングガーニッシュなどは高輝度シルバー塗装とすることで質感を高めている。なお、スパーダ専用の新色として、プレミアムスパークルブラック・パールとプレミアムコスミックバイオレット・パールの2色が新たに設定された。

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↑↓スパーダ Z・COOL SPIRIT。ボディカラーはプレミアムスパークルブラック・パール

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グレード展開は従来の「Z・HDDナビエディション」に代わって「Z・インターナビセレクション」が用意されたほか、スポーティな装備を充実させた「Z・COOL SPIRIT(ゼット・クールスピリット)」を設定。フロントグリルやアウタードアハンドル、リヤライセンスガーニッシュなどを深みのある色合いのダーククロームメッキで処理。専用のスウェード調ファブリック&グランスムースのコンビシート、本革巻&専用ステッチ処理のステアリングホイールやセレクトレバーで室内を演出。さらにスパーダ専用の17インチアルミホイールを装備している。なおスパーダでは、「S」を除く全グレードで2列目キャプテンシート仕様が選択可能だ。

家族全員が楽しむ活動を展開予定!

東京・青山のホンダ本社1F「ウェルカムプラザ青山」では発表当日、新型ステップ ワゴンの導入に合わせてスタートする「ススメ!家族の冒険プロジェクト」の発足式も行われた。今回パートナーを組むのは、吉本興業が運営している子育てパパのサイト『よしもとPaPaPARK!』、ママのための『出産・育児誌』、旅行代理店の近畿日本ツーリストにホンダの異業種4社だ。目指すコンセプトは「家族全員が楽しむこと」となっている。

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↑開発担当者とのやり取りではパパ&ママらしい鋭い指摘もあった

プロジェクトのリーダーには、よしもと理想のパパ芸人ランキングで1位を獲得したロンドンブーツ1号2号の田村亮さんが就任。さらにメンバーとして、次長課長の河本準一さん、FUJIWARAの原西孝幸さん、山崎邦正さんが出席。また出産・育児誌の側からは主婦の友社の栗田瑞穂さんと山口香織さんという編集者ふたりと、モデルの三木美咲さんと小宮真美さんの4名が登壇。もちろん8名全員が子育て中のパパとママだ。

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↑リーダーに就任した田村亮さん

トークショーではこの8名のパパとママが、「新型ステップワゴンで行きたいところ」を発表するとともに、「家族にとって冒険とは?」というテーマにもコメント。リーダーの田村亮さんは「こどもには経験することすべてが冒険です。普段は食わんくせに自分で釣ったワカサギはバクバク食べるんですよねぇ」と、北海道は阿寒湖でのエピソードを披露した。

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ちなみにスペシャルサイトは即日オープンしており、このプロジェクトは2013年の3月31日まで実施予定だ。具体的な活動としては、4月14 ?15日の鈴鹿サーキットを皮切りに全国各地で開催される「2012 Enjoy Honda」などのイベントに、よしもとのパパ芸人たちの参加が予定されている。また出産・育児誌とは、ママ視点での“クルマと生活”に関する雑誌記事や、読者モデルを中心としたブログをスペシャルサイトで展開予定。さらに近畿日本ツーリストとは、ステップ ワゴン・オリジナルの“家族全員を笑顔にする冒険旅行”を夏休みと冬休みの期間に企画。その詳細は6月に発表予定だ。

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「ススメ! 家族の冒険プロジェクト」公式サイト

「PaPaPARK!」公式サイト

ホンダ公式サイト

COTY
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