2012年3月8日から一般公開されるジュネーブ・モーターショーに、ホンダは「NSXコンセプト」「EV-STER」「CR-Vプロトタイプ(欧州仕様)」などの車両と、1.6Lクラスでは世界最軽量となるディーゼルエンジンを出展する。2012年2月6日に、英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドから発表された。
NSXコンセプトは2012年1月のデトロイトショーでワールドプレミアされ、欧州では今回が初出展となる。軽量なボディに次世代V型6気筒 VTEC直噴エンジンをミドシップにレイアウト。さらに走りと燃費性能を両立した高効率・高出力のハイブリッドシステム「Sport Hybrid SH-AWD(Super Handling All Wheel Drive)」を搭載したスーパースポーツモデルだ。
ホンダはこのNSXコンセプトをベースとした、スーパースポーツを3年以内に米国で発売することを正式にコミットメントしており、その後は欧州をはじめ、グローバルに展開していくとしている。
EV-STER(イーブイ・スター)は東京モーターショーで注目を浴びた、次世代電動スモールスポーツのコンセプトモデル。また、すでに北米向けと日本国内仕様がデビューしているCR-V(写真下は日本国内仕様)だが、ジュネーブでは2012年秋に欧州で発売される新型のエクステリアデザインの方向性を示したモデルとしての出展になる。
なお、欧州における次世代革新技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」の実用化第1弾となる、クラス最軽量を実現した1.6Lディーゼルエンジンのカットモデルも展示される。このディーゼルエンジンは2012年中に、欧州専用モデルの新型シビック(5ドア)に搭載される予定だ。