【ホンダ】デトロイトモーターショーにNSXとアコードクーペのコンセプトを出展

初代NSXの画像
↑写真の初代NSXとはかなり違うコンセプトのクルマになりそうだが…

ホンダの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは、2012年1月9日に開幕する北米(デトロイト)国際自動車ショーに、スーパースポーツカー「NSXコンセプト」と新型「アコードクーペコンセプト」などを出展することを明らかにした。アキュラ(ホンダのプレミアムブランド)として出展されるのが、NSXコンセプト、ILXコンセプト、2代目となる新型「RDX」のプロトタイプの3台だ。

アキュラのロゴマークの画像

NSXコンセプトは、走りと環境技術をバランス良く融合させ、次世代のスーパースポーツの方向性を示すモデルとされる。NSXは1990年に登場して2005年7月で生産を終了しているが、今回の出展はその復活を宣言したということになる。そして、次期NSXのパワートレインは高出力エンジンとハイブリッドシステムとの組み合わせと想定され、ターゲットはアウディR8と噂されており、初代NSXとはかなりコンセプトが異なるようだ。

先日閉幕した東京モーターショーのプレスカンファレンスで伊東孝紳社長は、「今後は画鋲の針のように尖った商品を作る」と宣言しており、デトロイトに出展するNSXコンセプトはその象徴的な存在とも言えるかもしれない。今回はデザイン・コンセプトであることからスケジュールを考えると、2014年頃の発売ではないかと推測される。

同じくアキュラ・ブランドのブースに出展されるILXコンセプトは、アキュラでは初のハイブリッド技術を含む、3つのタイプのパワートレインを持つ新型コンパクトセダンで、シビックと同等のサイズと予測できる。30歳前後の若者がターゲットというコンパクトセダンで、エンジンは2.0Lの直列4気筒、あるいはハイブリッドから選択することができる。価格は230万円以下の予定で、ライバル車にはBMW1シリーズやメルセデスAクラス、レクサスCT200hを想定しているという。

RDXプロトタイプはCR-Vに相当するアキュラ・ブランドの中型SUVで、プロトタイプとされているがほぼ量産モデルとみて間違いない。このRDXプロトタイプとILXコンセプトの発売時期は、アメリカ市場で2012年春に予定されている。

アコードクーペコンセプトの画像

なお、ホンダ・ブランドのブースには、アメリカ市場向けのアコード・クーペのコンセプトモデルも出展される。このコンセプトモデルは2012年秋にフルモデルチェンジを予定している9代目の北米アコードのデザインの方向性を示すモデルとされているが、事実上デザインは決定しているはずだ。

ホンダ公式Web

 

COTY
ページのトップに戻る