ホンダは2011年10月6日、オデッセイをマイナーモデルチェンジした。今回は外観などのデザイン変更や内装の質感向上を図るとともに、従来の最廉価モデルより23万円も安いエントリーグレードの「M・S」タイプを新たに設定。10月13日から発売を開始した。販売計画は国内で月間 1000台としている。
エクステリアでは、より精悍でスタイリッシュな新デザインのダーククロームメッキ・フロントグリルに変更。リヤビューでは新デザインのコンビネーションランプ(LEDストップ&テールランプ)や、クリアレンズと一体感のあるライセンスガーニッシュを採用している。
インテリアでは、メーター内の照明色の変化でエコドライブ度をお知らせするコーチング照明とECONスイッチを全車に装備。全席に3点式ELRシートベルトとヘッドレストを標準とした。また、VSA(車両挙動安定化制御システム)も今回、全車に標準装備となっている。
注目の「M・S」タイプでは、明るく上品なグレージュ内装を採用。FF車で7万円の値上げとなった「M」タイプでは、そのグレージュ内装に加えてHondaスマートキーシステム(キー2個付き)と新デザインの16インチアルミホイールを標準装備とした。
同様にFF車で1万円の値上げとなった「M エアロパッケージ」タイプでは、上記に加えてクールなエアロスタイルに合わせたブラック内装とダイレクトなシフト操作ができるパドルシフトを標準装備。新デザインの18インチアルミホイールをメーカーオプション設定とした。
また、あっと驚く74万円の値上げとなった「Li」タイプには、もちろん理由がある。上記全タイプ共通の変更点に加えて、リヤカメラ付き8インチワイドVGAディスプレイをはじめとするHonda HDDインターナビシステム+リンクアップフリーと、グレージュ内装にマッチする本革シートを標準装備としている。もちろんパドルシフトも標準だ。
走りが売りの「アブソルート」の価格は、FFも4WDも1万円の値上げにとどめている。新デザインの18インチアルミホイールを標準で装備。スモークタイプの専用リヤコンビネーションランプや、ダーククロームメッキの専用リヤライセンスガーニッシュをビルトイン。質感をさらに向上させたアブソルート専用ブラック内装を採用し、シート表皮にはセンター部にソフトウィーブ、サイド部にやわらかく質感の高いレザー調素材(グランスムース)を採用している。
オデッセイ・メーカー希望小売価格表