【ホンダ】 フィットシャトル&フィットシャトル ハイブリッドを発売

ホンダは2011年6月16日、フィットをベースにラゲッジスペースを広げた5ナンバーサイズのコンパクトワゴンタイプ、フィットシャトルを発売した。

もともとフィットシャトルは3月に発表予定であったが、震災の影響で発売が延期され、ようやく発売にこぎつけることができたわけだ。ホンダは研究開発部門にも直接的な震災被害があり、また、特に生産の拠点において、当初埼玉工場で生産予定だったフィットシャトルを急遽、鈴鹿製作所へ変更し生産する対策をとっていた。しかしながら、サプライヤーからの部品供給も含め、おおむね8月から9月にかけて全面正常化の見通しとなるということだ。遅れていた納車時期も現在は2ヶ月程度だが、9月までには改善されるということだ。

さて、本日から発売されるフィットシャトルの主な特徴だが、コンパクトクラスを超える広さ、使い勝手の良さを全面に打ち出し、通常のガソリン車とハイブリッド車という2タイプがラインアップされている。

パッケージングでは、センターガソリンタンク・レイアウトの採用により、ラゲッジ部の低床化が可能となり、リヤ開口部地上高がわずか45cmで、荷物の積みおろしが楽な高さとなっている。さらに、590Lというクラス最大の容量をもち、ワンアクションで後部座席を倒してのフラットな荷室スペースは使い勝手に優れている。

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搭載されるパワートレインはガソリン車を含め、燃費向上をめざした改良、改善がされており、また、環境性能においても全モデルが平成17年排出ガス基準75%低減レベル認定を取得している。さらに、クルマ全体でのリサイクル可能率90%以上を実現している点にも注目したい。そして、1.3Lのガソリンエンジンとハイブリッドを組み合わせたモデルの燃費は10・15モードで30.0km/Lとなり、また、1.5Lのガソリン車(2WD)で20.0km/Lを記録し、ともに、フィットと同等の燃費性能をもっている。

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エクステリアでは、フィットがベースであることがわかるように、フィットのイメージを持ちながら、ワイドで安定感のあるデザインとなっている。ハイブリッド車には、メッキ部にクリアブルー塗装がされ、フロントグリルにはアクリルカバーが取り付けられた専用エクステリアとなっている。

インテリアでは、セグメントを超えた上質感と静粛性を目指しているため、随所に質感の高い表皮素材やメッキパーツ、塗装パーツを配している。乗り心地も含めミドルセダンレベルの居住性、静粛性になっているということだ。

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価格表

ホンダ公式Web

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