ダイハツ工業は2015年12月14日、主力モデルのひとつである軽乗用車「タント」のマイナーチェンジを行ない、同日から全国一斉に発売した。今回のマイナーチェンジは、新たな顧客層の獲得を目指して内外装を刷新しながらも、リーズナブルな価格を維持することで、商品としての魅力を向上させることが狙いだ。
タントは2003年の発売から軽の常識を覆す広さで、“軽モアスペース系”という新しいカテゴリーを創造。2007年の2代目では“ミラクルオープンドア”の採用により使い勝手の良さを追求。2013年にフルモデルチェンジした現行の3代目では、それらの要素をさらに進化させることで、子育て世代の女性を中心に多くの顧客から支持を集めている。
今回、タントカスタムは大型エアロバンパーの採用やバックドアのメッキ加飾追加などで上質な外観とした。さらに“トップエディションSAII”グレードは専用のエアロバンパーの設定により、存在感のあるデザインとした。一方で標準車のタントは内装色を一新することで質感を向上。また「かわいらしさ」や「おしゃれなデザイン」に特化した、ホワイトを基調とした2トーンカラー「X“ホワイトアクセントSAII”」グレードを新たに設定している。
さらに全車共通の変更としてリヤアンダーミラーの全車標準装備化や、ドライビングサポートパック(チルトステアリング&運転席リフター)の標準装備グレードをタントカスタムのトップエディション全車、「タントX“ホワイトアクセントSAII”」に変更している。