ダイハツ 打倒ハスラー 軽自動車クロスオーバーSUV「タフト」を発売

ダイハツは2020年6月10日、ニューブランドの軽自動車クロスオーバーSUV「タフト(TAFT)」を発売しました。この新型「タフト」は、先行するスズキ「ハスラー」と真正面から対決します。

TNGAに新パッケージング

タフトは「Tough&Almighty Fun Tool」の頭文字を車名にしており、日常からレジャーシーンまで大活躍し、毎日を楽しくしてくれる頼れる相棒をコンセプトに開発されています。

ダイハツは1974年に発売したBセグメントサイズの本格的ラダーフレーム式クロスカントリー4WDに「タフト」の車名を使用していましたが、今回のタフトはその後継モデルではなく、まったく新たな軽自動車ブランドと位置づけています。

そのため新しいパッケージングコンセプトは「Backpack(バックパック)スタイル」を採用し、前席の「クルースペース」は通勤、買い物からレジャーまでアクティブなライフスタイルにフォーカスしたモデルとなっています。

このタフトは2019年に発売したタント、ロッキーに続く、DNGAシリーズの第3弾で、新世代プラットフォームに軽量高剛性ボディの「Dモノコック」を組み合わせることで剛性を向上しており、市街地や郊外でも俊敏で、高速道路や山道でも安定した走りを実現しています。安心感やフラットな乗り心地、高い静粛性など基本性能も高めています。

タフト Gターボ(ディーラーオプションのメッキパック付き)

車種展開は大別して3グレードです。直列3気筒DOHCの自然吸気エンジン(52ps/60Nm)を積む「X」と「G」、そして直列3気筒DOHCターボエンジン(64ps/100Nm)の「Gターボ」です。これらのエンジンはいずれも2019年に発売されたタントに搭載されたのと同じKF型エンジンです。

トランスミッションは全車CVTで、Gターボだけはスプリットギヤを組み合わせた「D-CVT」が使用されています。自然吸気エンジン車はより軽量のノーマルCVTです。また駆動方式は全グレードに2WDと4WDが設定されています。

ボディサイズは全長3395mm、全幅1475mm、全高1630mm、ホイールベースは2460mm。最低地上高は190mmと大きく設定され、アプローチアングルは27度、デパーチャーアングルは58度を確保し、荒れた路面でも安心して走行できるようになっています。さらに、滑りやすい路面で片側輪の空転を防ぐグリップコントロールも装備しています。

グリップコントロール

なお、190mmの最低地上高は、大径タイヤの採用とサスペンションのバンプ/リバウンドの比率を変えることで実現しています。

165/65R15サイズの大径タイヤを装着

エクステリアとインテリア

エクステリアは、SUVらしいかっこよさと使いやすさを両立したスクエアなボディで、分厚いボディの厚みを強調し、太いセンターピラー、前後バンパー、大径タイヤによってSUVらしさを表現しています。

また非日常性を強調するガラス サンルーフ「スカイフィールトップ」を全モデルに標準装備しているのがユニークです。広大な視界と明るく開放感あふれるキャビンとしてます。またシェードを装備し、ガラスは紫外線対策のスーパーUV&IRカットガラスとしています。

インテリアは、使いやすいインスツルメントパネルのまわりに、アクティブさを表現するオレンジメタリックのトリムを配置。機能部品をドライバー中心に配置して使い勝手も高めています。

タフト Gのインスツルメントパネル

シートは長時間のドライブでも疲れにくいホールド性を重視し、オレンジ色の差し色とカモフラージュ柄でアクティブさを強調しています。

タフト Gのシート

リヤのフレキシブルスペースは、リヤシート バックを倒した状態ではラゲッジスペースと段差なくフラットになり、ドアパネルとの隙間もなくすことで小物が落下しにくい工夫をしています。さらにフレキシブルボードの使い方により、下段スタイルや立てかけスタイルなど、背が高い荷物や大きな荷物など、用途に合わせて積載ができるようになっています。

またシートバックとデッキボード表面には樹脂に立体形状のパターンを施し、汚れても拭き取りやすいSUVにふさわしい機能を備えています。さらにマルチフックや、荷物のずれ落ちを防止するラゲージネットなど、多くのディーラーオプションも設定されています。

より進化したスマートアシスト

新型タフトは標準装備される予防安全機能「スマートアシスト」も一段と進化しています。ステレオカメラのイメージセンサーをアップグレードしたことで、夜間歩行者に対応できるようになり、衝突回避支援ブレーキ機能の対応速度を引き上げられています。

さらに昼間の2輪車検知、路側逸脱警報機能やふらつき警報機能の追加、道路標識では従来の進入禁止に加え最高速度、一時停止の標識も認識可能になるなど、17種類の機能を盛り込んでいます。

また、ダイハツ初となる電動パーキングブレーキが全車で採用されています。この電動パーキングブレーキは、オートブレーキホールド機能も備えるフルオート機能となっています。

コネクト機能は、オプションで6.8インチ、9インチの2種類のスマホ連携ディスプレイオーディオを設定。スマートデバイスリンク、Apple Carplay、Andoroid Autoに対応しています。

電動パーキングブレーキ

ダイハツ タフト 諸元表

価格

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