ダイハツ工業は2015年12月24日、軽オープンスポーツカー「コペン セロ」の上級グレードとなる「コペン セロS」を発売した。ベース車のコペン セロに対して、操縦安定性とフラットな乗り心地を追求した専用設計のビルシュタイン製ショックアブソーバー、手触りと意匠にこだわったスウェード調生地を使用したレカロシート、MOMO製革巻ステアリング、マニュアル感覚のシフト操作ができるパドルシフト(CVT車のみ)などの特別装備を採用。「クルマって楽しい」を一層磨き上げた仕様としている。
そのほかにも、ビルシュタインのロゴ入りオーナメントやマルチリフレクターハロゲンフォグランプを採用。ドアインナーハンドル/パーキングブレーキボタン/エアコンレジスターノブにはメッキ加飾を施している。さらにレッドインテリアパックとして、オプションのレカロシート(レッド/写真下)を専用で設定している。
2代目となる現行コペンは、2014年6月19日に発売した1つ目の意匠となるコペン ローブに加えて、コペン エクスプレイとコペン セロという3つの意匠を展開。また、DRESSパーツの発売により、購入後でもオーナーの好みに合わせたデザインやカラー変更が可能となっている。
中でもコペン セロは、「親しみやすさと躍動感の融合」をコンセプトとした流れる雫のような一体感ある外観デザインから、コペン販売台数の5割を占めるまでに至っている。したがって、すでにコペン ローブとコペン エクスプレイに設定されて好評だった「S」グレードの追加は確実視されていた。
またダイハツでは、2016年1月15日(金)から1月17日(日)まで、幕張メッセ(千葉市)で開催される「東京オートサロン2016」への出展内容を明らかにした。ダイハツブースは「もっと楽しく。もっと自分らしく。」をテーマに、内外装着脱構造「DRESS-FORMATION」を採用するコペンの新しいデザインコンセプトカーと、キャスト スポーツ、キャストアクティバの世界観をより強調したコンセプトカーを出展。さらに純正用品を装着した市販車両7台も展示する。
まず「コペン セロ クーペ コンセプト」は、“エレガント&エモーショナル”をデザインテーマに、ルーフからトランク、リヤスポイラーまでが一体となった滑らかなクーペデザインを提案。次に「コペン ローブ シューティングブレーク コンセプト」は“クール&ジェントル”をデザインテーマに、荷室の拡大と伸びやかなキャビンデザインを両立している。
「コペン アドベンチャー」は専用外板パーツや車高アップにより、“道を選ばず、未知の世界を探し求め突き進む”タフでSUVライクなコペンを訴求。さらに「キャスト スポーツ レース仕様」は、エアロボンネットやフロントスポイラーなどの専用エアロパーツの採用により、 サーキットを走るようなワクワク感をイメージしている。
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