【ダイハツ 東モ】軽自動車オープンスポーツ「KOPEN(コペン)」など、コンセプトカー3台をワールドプレミア

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参考出展車「KOPEN future included Rmz」(スポーティタイプ)

2013年年10月30日、ダイハツは東京モーターショーにワールドプレミアとなる軽自動車「KOPEN」、「DECA DECA」など3車種4台の参考出品車と、市販予定車1台、市販車7台、新技術を出展すると発表した。

今回の東京モーターショーのダイハツのテーマは「PLAY Tommorow! もっと軽にできること。」で、ダイハツが得意とするスモールカーの持つ楽しさや可能性の広がりなどを訴求する。大きな注目を浴びるであろう軽自動車オープンモデルの「KOPEN(コペン)」は、ボディの樹脂外板をカバーケースのように脱着できるボディ骨格としていることが特徴で、ひとつの骨格で複数のデザインが楽しめるなど、オープンスポーツとしての走行性能の進化に加え、新しいクルマの価値とカタチを提案する。

・「KOPEN」
参考出展の「KOPEN」は、スポーツテイストの「future included Rmz(フューチャー インクルーデッド Rmz」とオープンモデルながらクロスオーバー風のデザインをミックスした「future included Xmz」の2種類が提案される。しかも、樹脂製のアッパーパネルを交換することで着せ替えができるようになっているのだ。ショーの会場ではその実演も行なわれるが、交換作業は5分以内という驚きの早さだ。

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スポーティなデザインの「KOPEN future included Rmz」。アウターパネルは樹脂製

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タフなクロスオーバーテイストを採用する「KOPEN future included Xmz」

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この「KOPEN」に搭載されているのはKF型3気筒ターボ。ボディの諸元は、全長3395mm、全幅1475mm、全高1275mm。ルーフはハードトップが想定されている。なお、今回は参考出展とされる「KOPEN」は2014年前半に発売予定だという。今回のショーでの反応を採り入れ、最終的なデザインが決定されると予想される。

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樹脂製のアウターパネルを取り去った状態の「KOPEN」

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・「DECA DECA
全長3395mm、全幅1475mmという軽自動車規格のボディながら、全高1850mmと、これまでのスーパーハイトワゴンを100mmも上回るウルトラハイトワゴンという新提案モデルが「DECA DECA」だ。小型車ミニバン/ワゴンに匹敵する見晴らしのよさや開放感、視界を確保し、もちろん優れたスペースユーティリティを備えるなど軽自動車の新たなパッケージングを提案している。左右のドアはいずれも観音開き。前席ロングスライド、全席フルフラットなども備えている。

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スーパーハイトワゴンを上回るウルトラハイトワゴンで、全高は1850mm

・「FC凸DECK(エフシー デコ デッキ)」
「FC凸DECK」は軽自動車に最適の次世代燃料電池車で、次世代のゼロエミッション車と位置付けられている。2011年の東京モーターショー出展車と同様に、通常の水素を使用する燃料電池ではなく、シンプル、コンパクト、低コストを追求した常温液体燃料(水加ヒドラジン系)を使用しているのが特徴で、この結果スタックは貴金属フリー(触媒金属に鉄、ニッケル系を使用)となっている。

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このシステムは燃料補給が従来のガソリンスタンド同様のスタイルでできることも大きな特徴だ。「FC凸DECK」は、床下に燃料電池システムを収納し、後輪をモーターで駆動するRR駆動としている。ボディ諸元は、全長3395mm、全幅1475mm、全高1981mm。

FC-Dock 5C・20C
燃料電池発電機5Cと20C
FC-Dock 燃料ボトル
補給用燃料ボトル

なお、この「FC凸DECK」とともに、自律型の燃料電池発電機「FC-Dock」も展示される。シンプル、低コスト、コンパクトな発電システムで、外部電源なしで起動できるのも特徴で非常時などに有用だ。ペットボトルに入った水加ヒドラジン系の燃料のため、交換作業も容易となっている。

 

・新型タント ウェルカムシート(市販予定車)
新型タント・カスタムをベースにした福祉車両で、広さ、使い勝手も大幅に向上させている。

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・新技術の展示
近い将来に採用予定の進化版e:S(イース)テクノロジーが出展される。エンジンから発生する力、熱、電気をを無駄なく効率的に使用するという進化版のe:S(イース)テクノロジーをデモンストレーションする。

グリーン・イグニッション:プラズマ放電を利用した強力な点火システム、グリーン・コンバッション:点火プラグ周辺に発生するイオン電流により点火時期を制御するシステム、グリーン・サーモエレクトリック:熱電素子を使用し、排気ガスの高温、低温の温度差で発電する排気熱エネルギー回生システム、グリーン・キャパシター:キャパシターによるより効率的な減速エネルギー回生がラインアップされる。

 

ダイハツ公式サイト

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