ダイハツ工業は2016年6月20日、軽乗用車「キャスト」を一部改良し、さらに特別仕様車を設定して、同日から全国一斉に発売した。今回は、好評の多彩な内外装カラーバリエーションをさらに拡充して魅力を向上。さらに「アクティバ」と「スタイル」には、レザー調シートで上質な質感を演出した特別仕様車「プライムコレクション」を設定した。
キャストは、2015年9月に発売。個性を重視するユーザーに向けて「生活を彩る自分仕様の軽自動車」をコンセプトに、愛着が湧く普遍的な魅力を持ったデザインと高い質感の両立を目指して開発された。また多様化するユーザーニーズに応えられる「アクティバ」「スタイル」「スポーツ」の3つのバリエーションを同時に開発することで、リーズナブルな価格も実現している。
まず「キャスト スタイル」では、従来は「クリスタル調/ホワイト」だけだったデザインフィルムトップのカラーに、「ヘアライン調/シルバー」を新設定。また「カーボン調/ワインレッド」も選択可能として、2トーンの選択肢を従来の1色から3色に拡大。またインテリアのアクセントカラーにも、「ピンク」「ネイビー」「ブラック」「ホワイト」の4色を追加している。
次に「キャスト アクティバ」でも、デザインフィルムトップのカラーに「カーボン調/ブラック」を新設定して2トーンカラーの選択肢を2色とした(従来からあるのは「クリスタル調/ホワイト」で同様)。さらにインテリアのアクセントカラーにも、「レッド」「ネイビー」「ブラック」「ホワイト」の4色を追加している。なお、外板色に「ブライトシルバーメタリック」を追加している。
なお「キャスト スポーツ」のデザインフィルムトップのカラーについては、従来同様に「カーボン調/ブラック」と「クリスタル調/ホワイト」の2色が選べることに変更はないが、その選択時にはレッドが標準設定となっている「ドアミラー」と「リヤクォーターピラーパネル」のカラーをブラックに変更可能なメーカーオプションを新たに設定した。
なお、キャストシリーズ全車についてこの一部改良で、4WD車の最低地上高をアクティバは180mm、スタイルとスポーツは150mmとして、より走破性を向上している。また今回、助手席シートヒーターをキャストスポーツと特別仕様車「プライムコレクション」に標準装備化。さらにメーカーオプションの「ウォームパック」に設定している。