ダイハツのマレーシアにおける自動車生産・販売の現地合弁会社であるプロドゥア（セランゴール州）は2023年2月14日、Aセグメントの国民車「AXIA（アジア）」を約9年ぶりにフルモデルチェンジして発売した。
プロドゥアは、1993年にダイハツとの協業により創業した小型車を中心としたマレーシア第二の国民車メーカーで、2006年から2022年まで17年連続でマレーシア国内販売シェアトップを獲得している。2021年3月には、ダイハツの海外事業におけるDNGA第1弾となるコンパクトSUV「Ativa（アティバ）」、2022年7月には7人乗りMPV「ALZA（アルザ）」を発売し、今回の新型「AXIA」がマレーシアにおけるDNGA第3弾商品で、現地生産される。
「AXIA」は、ダイハツが日本の軽自動車で培ってきた低燃費・低価格の技術やノウハウを適用し、マレーシアのニーズを徹底的に追求した5人乗りのコンパクト・ハッチバックとして2014年9月に発売以来、エントリー層を中心に好評で累計販売台数は約57万台に達している。
今回のフルモデルチェンジでは「The Exciting City Car」をコンセプトに、DNGAのAセグメント用プラットフォームを採用。D-CVTの搭載や車両の軽量化などにより従来型モデルに比べ約7%燃費を向上させ、優れた走行性能を両立させ、国民車の中でも特にエントリーユーザーに向けた商品として低価格を実現している。
また、コンパクトなボディサイズの中で、広くて使いやすい室内空間や荷室スペースを実現しながら、「パワフル&アグレッシブ」をテーマに、より存在感あるデザインへと刷新している。
さらに、進化した衝突回避支援システム「スマートアシスト（現地名：Advanced Safety Assist）」を採用するとともに、車線変更時の後方確認をアシストするブラインドスポットモニターなどの充実した安全装備を搭載している。
価格
AXIA：3万8600リンギット〜4万9500リンギット（日本円：約117万円〜150万円）
