ダイハツは2023年1月19日、軽自動車など8車種・約34万台の車両の電動パーキングブレーキのプログラムに不具合があるとしてリコールを届け出た。このリコールは市場での401件の報告の結果を受け実施された。
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不具合の内容は、電動パーキングブレーキを制御するコンピューターのブレーキ解除時のプログラムが不適切なため、ブレーキケーブルの戻し量が不足する場合があるというもの。
そのため、そのままの状態で使用を繰り返すと、やがてブレーキケーブルの作動域から逸脱するため、パーキングブレーキ作動時に異常を検出して警告灯が点灯し、最悪の場合、パーキングブレーキが解除できなくなるおそれがある。
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対策は、該当する全車両の電動パーキングブレーキ・アクチュエータ内の制御コンピュータのプログラムを修正することになる。
該当車両は2020年5月〜2022年8月までに生産された軽自動車のタフト、タント、小型車のトール、ロッキー、OEMモデルのスバル・シフォン、ジャスティ、トヨタのルーミー、ライズの計8車種で、合計33万9883台となっている。
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