ダイハツ、通所介護事業施設向け送迎支援システム「らくぴた送迎」販売開始

ダイハツ工業は、創立110周年に合わせ刷新したグループスローガン“Light you up”のもと、世界中の一人ひとりが自分らしく、軽やかに輝くモビリティライフを提供すべく、ダイハツならではの「モノづくり」の強化と、利用者や地域の方々との接点拡大を主眼とした「コトづくり」に取り組んでいる。今回は「コトづくり」活動の一つとして、2017年に開発した通所介護事業施設(デイサービスなど)向けの送迎支援システム「らくぴた送迎」の事業化を決定し、10月10日(水)より販売を開始する。
通所介護事業施設向け送迎支援システム「らくぴた送迎」
今回のシステムは“短時間”で“家の前まで送迎車が来てくれる”など「施設利用者にとって嬉しいコンパクトカーを活用した送迎の普及」に向け、介護施設職員の「送迎業務に関する悩み」を解消するシステムを目指して開発。
2017年11月より事業化に向けた実証実験を実施してきた。その効果が確認できたため、今回販売を決定。実証実験に協力したSOMPOケア株式会社、株式会社レオパレス21のグループ会社である株式会社アズ・ライフケアなどの一部施設では、すでに本格導入へと進んでいる。

各施設へは、ダイハツからの直接販売に加え、一部のダイハツ販売会社を通じての販売も行う。利用料金は、月額3000円(税抜)から利用できるリーズナブルな料金体系とするとともに、最大3ヶ月間の無料利用期間も設定している。
 

料金体系

料金体系

なお、本システムの販売開始にあたり、10月10日(水)〜12日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第45回 国際福祉機器展 H.C.R.2018」のダイハツブースにて、通所介護施設での活用シーンを想定したデモンストレーション・実機体験を実施する。
※関連記事:ダイハツ、「第45回 国際福祉機器展」に軽福祉車両出展
 

<「らくぴた送迎」システムの特徴と実証実験を通じた利用者の声>

■システムの特徴
・施設で保有している全てのクルマですぐに使える。
・現在は経験の長い限られた人がアナログで作成をしている事が多い送迎計画を、システムを活用することで、誰でも簡単に最適な送迎計画を作成可能。
・作成された送迎計画は、各ドライバーが持つ専用スマートフォン端末に送られ、運行記録やキャン セル通知の相互連絡(施設側⇔ドライバー側)もスマートフォンひとつで可能となる国内初の機能を装備。運転中の煩雑な仕事を減少することで、運転に集中できる環境を提供。
・運行記録を活用し、送迎ルート見直しや車両数の適正化などを行い、業務の効率化をサポート。
 
■利用者の声
・送迎計画作成時間が半分になり、複数のスタッフが計画作成可能となった(送迎計画担当者)。
・送迎車両が「今」「どこに」いるかがわかるので、ご利用者様から問い合わせがあった場合、すぐに回答できるようになった(施設管理者)。
・車両の稼動状況が見える化でき、実際に稼動する車の数を減らすことができた(施設管理者)。
・出発・到着時刻が自動で記録されるので、運行記録簿を記入する手間が減った(ドライバー・添乗員)。
 
「らくぴた送迎」ホームページ
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