ダイハツ工業のインドネシアの現地法人であるアストラ・ダイハツ・モーター社(以下ADM)は、小型乗用車「シリオン(SIRION)」をフルモデルチェンジし、インドネシアで2月13日に発売した。
新型シリオンは、従来車よりも全長・全幅を広げることで、ロー&ワイドなスタイリッシュデザインと、従来車を上回る室内空間や荷室の広さを両立させた。またプラットフォームの改良により、操縦安定性やNV性能の向上も実現している。エンジンは、アセアン向け次世代エンジンである「1NR-VE(1.3L)」を搭載しており、トランスミッションは5MTと4ATが選択可能である。また、新型シリオンも、従来車同様ダイハツとマレーシアとの現地合弁会社であるプロドゥアで生産し、ADMがOEM供給を受けて販売する。
日本の軽自動車で培った技術やノウハウを生かしたクルマづくりを推進し、アセアン地域での自動車の普及、そして産業、人材育成に貢献するダイハツ。新型シリオンは、使い勝手の良さそうなコンパクトなボディサイズ、スタイリッシュなスタイルを持つだけに、日本で販売されたらどんな反応を得るのか、想像は膨らむ。