2014年9月16日、ダイハツと、マレーシアでの自動車生産・販売の現地合弁会社プロドゥア(セランゴール州)は、新しい国民車として、小型乗用車「アジア」を発売。9月15日夜にクアラルンプール市内で発表会を行なった。
「アジア」はダイハツとプロドゥア社が企画・開発し、プロドゥアの新工場で生産する小型車で、マレーシア政府が公表しているエコカー政策であるEEV(Energy Efficient Vehicle)政策に対応する同国初のクルマとなる。また、現在推進しているダイハツの構造改革の成果を織り込んだ商品の第1弾となっている。
「アジア」は日本の軽自動車「ミライース」で培ってきた低燃費・低価格の技術やノウハウを応用。プラットフォームはインドネシアのアストラ・ダイハツ・モーター社の小型車「アイラ」に続き、軽自動車の技術を生かし開発したグローバルAセグメントプラットフォームで、マレーシア市場に最適となるよう進化させたもの。1.0L・3気筒の1KR-DE2型エンジン(67ps/90Nm)を搭載している。
EUモードで21.6km/Lの低燃費と2万4600~4万2500マレーシアリンギ(約82万4000円~142万4000円)という低価格とし、快適な走行性能や広い室内空間を実現。目標販売台数は8000台/月を計画している。