フォルクスワーゲン Bセグメントのクロスオーバー「T-Roc」を発売

フォルクスワーゲングループジャパンは2020年7月15日、フォルクスワーゲンのクロスオーバーSUV「T-Roc」を発売しました。「T-Roc」のキャッチコピーは「All My T-Roc」で、日常での使用はもちろん長距離ドライブなどのあらゆるニーズにオールマイティに応える都市型クロスオーバーです。

T-Rocの最上級グレードTDI「R-Line」

モデル概要

T-Rocは、クーペのようなボディスタイルのスタイリッシュなクロスオーバーです。T-Rocは2017年にヨーロッパで発売したBセグメントのクロスオーバーで、プジョー 2008、アウディ Q2、日産ジュークに対抗するヨーロッパ市場がメインの都市型クロスオーバーとして登場しています。

フォルクスワーゲンはヨーロッパを中心に、先進国市場をターゲットとしたクロスオーバーに位置づけています。

R-Lineのインテリア

MQBプラットフォームを採用し、日本の道路環境にも最適なコンパクトなボディサイズと、広い室内空間を両立。パワートレーンは2.0L TDIエンジンを搭載し、先進安全装備を全グレードに標準装備しています。

R-Lineの専用スポーツ シート
R-Lineのリヤシート

日本市場におけるフォルクスワーゲンのクロスオーバーSUVは、ティグアン、T-クロスに続く3番めのモデルとなります。

なおT-Rocという車名は、トゥアレグ、ティグアン、T-クロスなどに共通する「T」と、英語のRockに由来した「Roc」を組み合わせたものです。

コンパクト/スモールSUVが全世界の市場で人気を博している理由は、コンパクトでありながら幅広い機能があり、着座位置が高く、スタイルもダイナミックであることが理由です。T-Rocは、これらの特長を併せ持ち、主に都会で生活する、行動的な独身男女やクルマを自在に使いたい家族、子育てを卒業した夫婦などがターゲットとなっています。

デザインとパッケージング

T-Rocのデザインは、ティグアンに始まる新しいフォルクスワーゲンのデザイン要素を取り入れ、本格的なSUVらしさとダイナミックで都会的なスタイルを調和させています。ルーフラインのクーペ風の処理や、ツートーンカラーの採用は都市型クロスオーバーらしさの象徴です。

T-Roc TDI スポーツ

T-Rocのボディサイズは、全長4240mm、全幅1825mm、全高1590mm、ホイールベース2590mmで、T-クロスよりわずかに大きいサイズとなっています。しかしプロポーションは低めでよりワイドなボディ幅により、ダイナミックさを強調したスタンスとなっています。

伸びやかなラインを描くボディサイドは、クロームのフレームよって強調されています。T-Roc全車に標準装備され、デザイン上の特徴となっているクロームラインは、Aピラーからサイドルーフ全体にわたって延び、Cピラーへと繋がっています。Cピラーはクーペのように弧を描きながら下方へ流れ、タルガバーを連想させる視覚的アクセントになっています。

またT-Rocは、フォルクスワーゲンのSUVとしては初めてルーフセクション(ピラーとドアミラーハウジングを含む)にコントラストカラーを使った2トーンのボディを選ぶことができます。

T-Roc TDI スタイル デザインパッケージ

ボディカラーは全9色で、グレードによりブラック、またはホワイトのルーフカラーを組み合わせることができます。

T-Rocのカラー設定

インテリアもT-Roc TDI スタイル デザインパッケージを選択すると3種類のインテリアカラーが設定されています。 ブラック、イエロー、ブルーで、デコラティブパネルとシートの柄が同じカラーで統一できます。

スタイル デザインパッケージのボディ同色のトリム仕上げ

またT-Roc TDI スポーツでは、専用のスポーツシートとオプションでレザーシートが選択できます。スポーツシートは、ブラックとダークグレーのグラデーションにレッドステッチのアクセントを施し、アンビエントライトもレッドで統一されています。

オプションでクォーツ&セラミックという明るいカラーのレザーシートも選択可能です。最上級グレードのR-Lineは、同様のスポーツシートを採用し、シートのサイドボルスター部にマイクロフリースを使用。グレーのデコラティブパネルとインテリアアンビエントライトのホワイトによりホットな印象のTDI スポーツとは異なり、クールかつスポーティな室内空間となっています。

インテリアのデザインと機能は、最新のデジタル化に合わせて作られ、デジタル化されたディスプレイと操作系レイアウトが融合されています。メーター部は最新の8インチサイズのアクティブインフォ ディスプレイを選択することができます。

表示変更できるアクティブインフォ ディスプレイ

パッケージでは、Bセグメントにも関わらず、大人5人が満足できる十分なスペースを実現。シートの着座位置は、フロントシートのシート高の最低位置は572mm、リヤは618mmとなっています。

5名乗車時のラゲッジ容量は445Lで、これは同じセグメントの中でトップクラスの容量となっています。リヤシートの背もたれは、60:40の分割可倒式で、シートバックを折り畳むと、ラゲージ容量は最大1290Lにまで拡大。この広大なスペースはクラス最大級の容量となっています。

パワートレーンとシャシー

パワートレーンは、全モデルに最新の2.0TDIディーゼルエンジンを搭載しています。150ps/340Nmを発揮するTDIエンジンに7速DSGが組み合わされ、トルクを活かした走りが実現しています。

2.0 TDIディーゼルエンジン

燃費はWLTCモードで18.6km/L、WLTC高速モードでは21.0km/Lです。高速道路でのクルージングではエンジンは低い回転数を保ち燃費を大幅に向上させているのが特長です。

サスペンションはフロントがストラット式、リヤがトレーリングアーム式です。タイヤは大径サイズが設定されており、215/60R16、215/55R17、215/50R18、225/40R19がグレードごとに設定されています。

TDI R-Lineには電子制御のアダプティブシャシーコントロール(DCC)を採用し、スポーティな設定からコンフォート重視の設定まで任意に変化させることができます。

運転支援システム

運転支援システムは、アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付)、レーンキープアシストシステム、デイタイム ランニングライト、ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)、リヤトラフィックアラートシステム、そしてプリクラッシュブレーキシステム(フロントアシスト:歩行者検知対応シティエマージェンシーブレーキ機能付)など、上位モデルと同等の最新のシステムが全車標準装備されます。

その他に、フォルクスワーゲン独自のポストコリジョンブレーキシステムや6エアバッグなど、安全装備はフル装備しています。

T-Roc 諸元表

価格

T-Roc TDI スタイル          :384万9000円(税込み)
T-Roc TDI スタイル デザインパッケージ :405万9000円(税込み)
T-Roc TDI スポーツ          :419万9000円(税込み)
T-Roc TDI R-Line           :453万9000円(税込み)

フォルクスワーゲン T-Roc 関連記事
フォルクスワーゲン 関連記事
フォルクスワーゲン 公式サイト

COTY
ページのトップに戻る