フォルクスワーゲンの電動レーシングカー「I.D. R Pikes Peak」が総合記録を樹立

2018年6月28日、フォルクスワーゲンは6月24日に米国コロラド州で開催されたレース、パイクスピーク・インターナショナルヒルクライムにおいて、同社の電動レーシングカー「I.D. R Pikes Peak(アイディアール パイク スピーク)」が従来の記録を16秒上回る、7分57秒148という新記録で優勝したことを発表した。

フォルクスワーゲン アイディアール パイクスピーク パイクスピーク・インターナショナルヒルクライム 雲へ向かうレース 電動レースカー

I.D. R Pikes Peakは500kW(680ps)の出力を誇る電動レーシングカー。ルマン24時間耐久レースで優勝したこともあるドライバー、ロマン・デュマ選手(フランス)が記録したこのタイムは、2013年にセバスチャン・ローブ選手が記録したタイムを16秒更新していて、すべてのカテゴリーにおける新記録となるものだ。

フォルクスワーゲン乗用車ブランド技術開発担当取締役のDr.フランクヴェルシュは
「I.D. R Pikes PeakはフォルクスワーゲンのI.D.(アイディ)ファミリーの先駆けとなるレーシングカーです。今日、私たちはこのテクノロジーの素晴らしい能力を見ることができました。I.D. R Pikes Peakは100年以上の歴史を誇るこのヒルクライムレースで最速タイムを記録しました。これはeモビリティの大きな可能性を示すものです」
とコメント。

また、ロマン・デュマ選手は
「最高の気分です! 今日の結果は、私たちの高い目標をさらに上回るものでした。今週行なったテストの時から、過去の記録を破る可能性があることが分かっていました。それを実現するためには、テクノロジーからドライバーに至るまで、すべてが完全でなければなりませんでした。そして、天候も味方につける必要もありました。すべてがうまくいって、信じられない気分です。パイクスピークで新記録を樹立することができて最高です。フォルクスワーゲンとともにこの素晴らしいタイムを記録できたことがまだ信じられません。
I.D. R Pikes Peakは、これまでレースに参戦してきた中で、もっとも印象的なマシンです。電気自動車は、通常のマシンとはさまざまな点で異なりますが、プロジェクトを通じて多くのことを学んできました。チームは細心の注意を払って作業に取り組んでいましたが、同時にリラックスもしていました。私たちは目標とする結果を達成しただけでなく、チームワークでも勝利したのです。このチームの一員になれたことを本当に誇りに思っています」
とコメントしている。

フォルクスワーゲン 関連情報

COTY
ページのトップに戻る