ボルボ・カー・ジャパンは、主力モデルのV40に新たなエントリーグレードを追加し、販売を開始した。ボルボのラインアップのなかでV40シリーズは日本市場で最も販売台数の多いモデルで、2016年の国内登録台数は7006台となり、全体の48%を占めている。
V40のニューラインアップは、T2キネティック。現在のボルボはエンジンごとに記号を付けており、V40に搭載されるエンジンの場合、T3が1.5L直列4気筒ターボ、T5が2.0L直列4気筒ターボ、D4が2.0L直列4気筒ディーゼルターボとなる。
今回追加されたT2エンジンは、T3と同じ1.5L直列4気筒ターボ。だが、最高出力152ps/最大トルク250NmのT3に対して、T2は122ps/220Nmとパワーダウン。その一方で、JC08モード燃費は17.1km/L(T3は16.5km/L)で、燃費性能は高くなっている。
また、エントリーグレードとはいえ、V40シリーズの他モデル同様、歩行者エアバッグや歩行者・サイクリスト検知機能付追突回避・軽減フルオートブレーキ・システム、全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)、BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)など、先進安全・運転支援技術を含む「インテリセーフ」を標準装備しているのも特徴だ。
加えて、価格設定もT2キネティックの大きなアピールポイントで、300万円を切るプライスは大きな魅力。また、エコカー減税の対象にもなっており、自動車取得税が40%、自動車重量税が25%減税となる。
■V40 T2キネティックの主要諸元と価格