2013年2月19日、ボルボから同社最小のプレミアム・スポーツコンパクト、ボルボV40が発売された。
V40はブイフォーティと呼ばれ、5ドアハッチバックスタイルのコンパクトボディに、ボルボ上級モデルの機能や特徴をパッケージした意欲作だ。
搭載されるエンジンは1.6L直噴ターボエンジンで、最高出力は180ps(132kw)、最大トルクは240Nm。エンジンStart/Stop機能やブレーキエネルギー回生システムなどを採用し、燃費は従来のC30、S40、V50などと比較して約40%アップの16.2km/L(JC08モード)を達成した。
またボルボ伝統のセーフティテクノロジーはコンパクトクラスのV40にも受け継がれており、低速域用自動ブレーキシステム「シティ・セーフティ」を全車に標準装備する。作動速度も従来の時速30kmから時速50kmへと拡大された。
その他、10種類(ヒューマンセーフティ、アダプティ・クルーズ・コントロールなど)の安全機能をパックした「セーフティ・パッケージ」をオプション(20万円・税込み)として用意。また世界初となる「歩行者用エアバッグ」をメーカーオプションとして設定した。
これは歩行者との衝突を感知すると、ボンネットからフロントウインドウに向けてエアバッグが開き、歩行者を保護するもの。フロントガラス下部やAピラー付け根などの堅い部分との接触で負傷しないように配慮している。
ボルボV40の価格はベーシックモデルのT4が269万円から。レザーシートなどを装備する上級グレードのT4 SEも309万円と、かなり思い切った戦略的プライスを実現している。メルセデスベンツAクラスなど強力なライバルの存在する同クラス、ボルボV40の気になる詳細メカニズムや試乗レポートを待ちたい。
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