2014年5月15日、ルノー・ジャポンは「カングー ゼン」に自然吸気2.0Lエンジンに匹敵する性能を発揮する新世代の1.2L直噴ターボエンジンを搭載し、6速MTを組み合せた「カングー ゼン6MT」を新設定し、5月22日から発売すると発表した。
カングーは広い室内空間と高い機能性とユニークなスタイリングにより、ヨーロッパではLUDOSPACE(ルドスパス:遊びの空間)と呼ばれて親しまれ、日本でも根強い愛好者に支持されている。そのカングーは昨年8月に、ルノーの新しいデザイン戦略に沿ったフロントデザインへと一新された。この新カングーに、自然吸気2.0Lエンジンに匹敵するトルクを発揮しながらも燃費性能に優れた新開発の1.2L・4気筒・直噴ターボエンジンがついに搭載され、トランスミッションは6速MTと組み合わせた「ゼン 6MT」が追加設定された。
新世代の4気筒・1.2L直噴ターボ(H5F型)は115ps/4500rpm、190Nm/2000rpmの出力で、ラインアップされている1.6L自然吸気エンジン(K4M型)をパワー、トルクのいずれもが上回り、さらにより低回転から大トルクを発生する扱い易い特性を備えている。
このニューモデルにはストップ&スタート機能、減速エネルギーを回生するエナジースマートマネジメント、燃費を最大10%低減できるECOスイッチといった新機能が搭載されている。また、坂道発進を補助するヒルスタートアシスト、滑りやすい路面で駆動輪のグリップを最適にコントロールするエクステンデッドグリップなどのドライバー支援システムも装備されている。
ボディカラーは、ジョンアグリュム、ブランミネラル、グリアルジョンメタリック、グリカシオペメタリック、ノワールメタルメタリック、マロンショコラメタリック、ブルーエトワールメタリックの7色。