ルノー・ジャポンは2025年6月5日、コンパクトSUV「キャプチャー」のマイナーチェンジモデルを6月12日から発売すると発表した。

キャプチャーは2013年にデビューしたB+セグメントのSUVで、日本では2014年2月に販売が開始された。2021年2月にはフルモデルチェンジした2代目が登場。この2代目キャプチャーは、ヨーロッパで2020年のコンパクトSUVカテゴリーで販売台数ナンバーワンとなり、これまでにグローバルで200万台以上を販売している。

今回のマイナーチェンジモデルは、輸入SUVナンバーワンとなる23.3km/Lの燃費性能を誇る「フルハイブリッドE-TECH」と、新たに追加される「マイルドハイブリッド」の2種類のハイブリッドパワートレインをラインナップしている。なおガソリンエンジン・モデルは終了している。

グレード展開は、スポーティで上質な「エスプリ アルピーヌ」と、ベーシックな「テクノ」の2種類で、テクノはマイルドハイブリッドのエントリーモデルという位置づけだ。

フルハイブリッド「E-TECH」は、最高出力94ps、最大トルク148Nmの1.6L直列4気筒のミラーサイクル式の自然吸気ガソリンエンジンを搭載。そしてドグクラッチ式トランスミッションに内蔵される49ps/205Nmのメインモーター、20ps/50Nmを発生するHSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)を組み合わせ、容量1.2kWh(250V)の駆動用バッテリー搭載する前輪駆動モデルだ。

新設定されたマイルドハイブリッドは、最高出力158ps、最大トルク270Nmを発生する1.3Lの4気筒直噴ターボ・ガソリンエンジンと、20ps/5.1Nmのアシスト・モーター(BSG)、12Vのリチウムイオン・バッテリーで構成。トランスミッションは7速DCT(7EDC)が組み合わされる前輪駆動モデルだ。マイルドハイブリッドの燃費は17.4km/L(WLTCモード)となっている。

エクステリアは、ルノーの新デザイン言語を採用。多角的なグリルと高く水平なボンネット・ラインにより、エレガントでありながらテクノロジーを感じさせるモダン・デザインとしている。フロントのエンブレムやリヤコンビランプ、前後のエプロンもリニューアルされている。

インテリアは、10.4インチサイズとなる大型の縦型タッチスクリーンを新採用。インフォテインメントシステムには「Open Link」テクノロジーが採用され、オーディオや電話、運転支援システム、車両設定などの各種操作が統合コントロールできるようになっている。Apple CarPlay、Android Autoがワイヤレス接続が可能になっている。

また、フランスの作曲家のジャン・ミシェル・ジャールがオーディオ・システムの開発とウエルカム・サウンド、車両接近警報サウンドの開発に加わり、オリジナリティのあるサウンドを生み出している。
リアシートは前後に160mmのスライドが可能で、クラストップレベルとなる230mmの後席足元スペースを実現。ラゲッジ容量はマイルドハイブリッドが536L、フルハイブリッドE-TECHが440Lで、クラスでトップレベルのスペースを備えている。

安全システムは、全モデルにアダプティブクルーズコントロール、レーンセンタリングアシスト、対向車や障害物との前面衝突回避を支援するエマージェンシーレーンキープアシスト、後側方車両との接触回避をサポートするブラインドスポットインターベンション、ドアを開けた際に後方からの車両接近を警告するドアオープニングアラート、道路標識検知など最新システムを搭載している。

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