アルピーヌA110の特別限定車は、F1用カーボン工場エンストンで作られたパーツを装着する希少な20台

アルピーヌ・ジャポンは2023年9月19日、アルピーヌ F1チームのシャシー製造工場であり、チームの拠点でもあるイギリス・エンストン工場が持つ高いカーボン成型技術を活用した、限定車「アルピーヌ A110 S エンストン」の受注を9月21日から開始すると発表した。

アルピーヌ A110 S をベースとしたこの限定車は、300ps/340Nmを発生する1.8Lのターボエンジンと電子制御7速AT(7DCT)を搭載し、0-100㎞/hは4.2秒、最高速度は275㎞/hに達する(いずれもオプションのエアロキット装着時)。

またこの特別な限定車はトータル300台のみが生産され、日本への割り当ては20台という希少なモデルだ。

アルピーヌ F1チームのF1マシンは、イギリスのエンストンにある工場でシャシーを製造し、フランスのヴィリシャティオンにある工場で、エンジンの開発とアッセンブリーを行なっている。

今回の限定車「アルピーヌ A110 S エンストン」は、エンストン工場が長年培ってきたF1マシンには欠かせないカーボンパーツの高度な成型技術とノウハウを活用し、エンストン工場内で製造されたメーターバイザーとセンターコンソールを装備している。

このカーボンパーツとともに、グレーステッチが施されたブラックマイクロファイバーのステアリングホイール、ルーフライニング、ダッシュボード、専用ロゴ入りサベルト製軽量モノコック・バケットシート、 カーボンエンブレム付ドアトリムなどが特別装備されている。

また、マットブラックの専用ルーフとルーフアーチ、ブラックの18インチホイール「GT RACE」、シルバーカラーのキャリパーもエクステリアの特長だ。

そして、シリアルナンバーが付いた限定車専用プレートが、このモデルが特別な1台であることを示している。

アルピーヌ A110 S エンストンは、ハンドル位置(左/右)、2色のボディカラー(グリ トネール マット、アルジャン メルキュール マット)、3つのエクステリアオプション(専用ユニオンジャックルーフデカール、カーボンルーフ、エアロキット:いずれも有料オプション)が選択でき、32通りもの組み合わせの中から、好みに応じた1台をオーダーすることができる。

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