アルピーヌ・ジャポンは2022年12月1日、F1などモータースポーツで培ったノウハウを活かしたエアロダイナミクス、様々なカーボンパーツの採用による徹底した軽量化、ハンドリングのレベルを大きく引き上げる専用シャシーなどにより、ラインアップの中で最もピュアな走行性能を発揮する「アルピーヌ A110 R」の受注を開始した。
日本で1台のみの限定モデル「アルピーヌ A110 R FERNANDO ALONSO」
また同時に、F1世界選手権で32回の優勝を飾り、2度のワールドチャンピオンとなった輝かしい経歴を持ち、2021～2022年のアルピーヌF1チームドライバーのフェルナンド・アロンソ選手の名前を冠した限定車「アルピーヌ A110 R FERNANDO ALONSO」を日本では1台のみを販売する。
A110 R FERNANDO ALONSOは、フェルナンド・アロンソ選手の優勝回数と同数の32台のみが生産され、日本における割り当て販売台数は1台となっているのだ。そのためこの超希少モデルは、12月1日～11日まで、アルピーヌ・ジャポン オフィシャルWEBサイト内の専用申込ページと、全国のアルピーヌ正規販売店で受付けが行なわれ、購入申込が販売台数を超えた場合は、抽選による販売となる。
なお購入者には、特別記念品として、フェルナンド・アロンソのレプリカヘルメットがプレゼントされる。
アルピーヌ A110 R FERNANDO ALONSOは、フェルナンド・アロンソ選手自らがスペインの バルセロナ・サーキットでベースとなるアルピーヌ A110 Rを走らせ、このサーキットに合わせた シャシーセットアップを施した、特別なモデルだ。
A110 R FERNANDO ALONSOのダンパーは、アルピーヌが特許を持つ、Road（標準の車高）とTrack（標準－10mmの車高）の2段階の車高調整機構（シム）を備えている。Trackに設定すると、車高が10mm下がるとともに、スプリング剛性が5％上がり、フェルナンド・アロンソ選手が施したベストなシャシーセットアップとなるのだ。
エクステリアは、2トーンに塗り分けられたフロントボンネット/リヤフード/リヤバンパー、フェルナンド・アロンソ選手をイメージしたイエロー/オレンジ/ブルーの専用エンブレム、オレンジブレーキキャリパーなどが専用デザインとなっており、フロントボンネットとリヤバンパーに描かれたフェルナンド・アロンソ選手のサインが、このモデルの特別さを物語っている。
インテリアは、フェルナンド・アロンソ選手のサインロゴ付バケットシート、オレンジドアハンドル（ウェイヴィング）、イエロー/オレンジ/ブルーエンブレム、限定車専用プレート（シリアルナンバー付）が装備されている。
価格
アルピーヌ A110 R
アルピーヌ A110 Rは、カーボン製のボンネット、ルーフ、リヤフードに加え、フルカーボン製ホイール、6点式固定レーシングハーネスを備えたSabelt製軽量フルカーボン・モノコック・バケットシートなど、軽さと強度に優れたカーボンを車体各所に使うことでさらなる軽量化を図り、車両重量は1090kgと、ピュアな走りに特化したライトウエイト・ミッドシップ・スポーツカーだ。
【関連記事】アルピーヌ A110 R 詳細情報：https://autoprove.net/imported-car/renault/alpine-renault/211978/
1.8Lの直噴ターボ・エンジンは300ps/340Nmを発生し、7速DCTと組み合わせてミッドシップ・マウントされている。動力性能は0-100km/h加速は3.9秒、最高速度は285km/h。
A110 Sよりも車高が10mm低められ、ロール剛性が高められた専用シャシーには、さらに10mm車高を下げることができる車高調整機能と、減衰力調整機能が付きダンパーが組み合わされ、負荷の大きい前輪のブレーキを冷却するための前輪ブレーキクーリングダクトが装備されている。
そして新形状のディフューザー、スワンネックタイプのリヤスポイラーマウント、サイドスカート、エアインテーク付フロントボンネットなどの採用により、エアロダイナミクスを向上させ、最高速度が285㎞/hまで引き上げられている。
またアルピーヌ A110 Rは、受注生産プログラムを採用し、アルピーヌF1チームの今期マシンA522と同じブルー レーシングマットを含む27色のボディカラー、5色のブレーキキャリパーカラー、左右ハンドル位置を、自由に組み合わせることができるのも特長だ。
このため、カタログモデルではあるが、年間生産台数が限られることから、日本導入台数に応じて、期間限定で購入申込を受付ける販売方法となる。購入申込み受付に関する情報はルノー販売店で告知される。
価格
