ルノー・ジャポンは2021年10月1日、ルノー本社の決定に従い新たなルノーブランドを表すフラットなデザインへと刷新された新しいロゴを、順次日本に導入すると発表した。
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ルノーのブランドを象徴するロザンジュ(ダイアモンド形)ロゴが登場したのは1925年で、それ以来、細部のデザインは幾度となく変更されてきたものの、ロザンジュそのものは変わることなく今日まで受け継がれ、現在のルノーを表すブランドアイコンとして知られている。
しかし2021年1月にルノーは新グローバル戦略を発表し、その象徴として3月に新ブランドアイコンを発表している。
ルノーの新戦略は「Renaultion(ルノルーション)」と名付けられ、刷新されたロゴはそのシンボルという位置づけである。
従来の立体的なデザインから、伝統に根ざしつつも今という時代を反映したフラットなデザインとなっている。
2個のロザンジュが一体となり、ひとつのロザンジュを形づくる新しいデザインは、ふたつのロザンジュが相互に作用することでロゴに動きを与え、また互いに影響し合ったり補い合ったりする人間的な暖かみのある関係性を狙ったもので、ロゴのオープンエンドの形状はブランドの開放性と透明性を表現しているという。もちろん、フラットなデザイン手法は現代のデジタル社会を適合させたという意味も持っている。
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新たなロゴはすでにルノー・ジャポン公式SNSでは使用されており、10月1日からルノー・ジャポンのオフィシャルウェブサイトで使用が開始されるほか、今後は順次広告、カタログなどにもにも使用されることになっている。