ルノー・ジャポンは2012年3月29日、同社のベストバイモデルのカングーにスタイリッシュな内外装デザインをまとった上級グレード「ルノー カングー ・イマージュ」を設定。同日から全国の正規販売店で販売を開始した。またこの発売を記念して3月30日から4月1日までの期間限定で、東京・渋谷区の代官山T-SITE GARDENに「代官山 蔦屋書店×ルノー・ジャポン スペシャル コラボレーション ショップ」をオープンした。
このカングーは広い室内空間と高い機能性から、欧州ではLUDOSPACE (ルドスパス=「遊びの空間」という意味)と呼ばれて親しまれている。随所に散りばめられた遊び心のあるデザインや使い勝手に優れた装備、広くて高い開放的な室内空間、多彩にアレンジできる大容量ラゲッジスペースなどが日本市場でも評価され、累計販売台数も1万2500台をオーバー。ルノー・ジャポンのセールスの5割弱を占めるベストバイモデルだ。
今回追加されたイマージュは、シルバーをアクセントにした特徴的な前後バンパーやブラックヘッドランプマスクなどの外装パーツで差別化し、15 インチアロイホイールも標準装備としている。一方で室内には明るく楽しい雰囲気を演出するレッド×シルバー×ブラックの3 トーンシートやレザーステアリングを採用している。さらにバックソナーや横すべり防止装置の ESPも特別装備。スタイリッシュな内外装デザインを訴求した、ルノー カングーの上級グレードモデルというポジションが与えられた。
カングーには5速MT車の設定もあるが、このイマージュは4速ATのみでメーカー希望小売価格は244.8万円(消費税込み)。ベース車に対しては15.0万円アップという戦略的な価格設定としている。用意されるボディカラーはルージュ パボ/ノワール メタル/グリ ベージュ/ブルー エトワール/マロン ショコラの5色で、すべてメタリックというのもベース車とは異なる個性だろう。
さて、冒頭で紹介したスペシャルショップのオープンに先立って、3月29日には同所でオープニングセレモニーが開催された。まずはルノー・ジャポンの大極司COOが挨拶に立ち、前日の3月28日に発表された「ルノー・ジャポン株式会社」設立(本サイトでも既報)についてもスピーチ。「シンプルにスピード感をもって、インポーター機能を強化していきたい」と決意を明らかにするとともに、ルノーのブランドメッセージである『Vis Tes Passions』について、今後はこれを『好きを、走れ』という日本語でのメーッセージとして発信していくことも披露した。
そして、ライフスタイルショップをプロデュースした“パッショニスト”3組6名が登壇。ショップの名前は「Vis Tes Passions Jardin(ヴィ・テ・パッション・ジャルダン)」で、個性を楽しむフランスの小さな庭というテーマだ。この6名がルノー カングー イマージュを素材に3日間限定で展開するセレクトショップについて、アイデアや見どころについてコメントした。
ショップの具体的な品揃えは以下で、まずはファッションモデルのSHIHOさんとファッションディレクターの軍地彩弓さんが「フレンチ・ライフスタイル」をテーマに、さまざまな角度から、こだわりのライフスタイルを紹介する書籍類をセレクション。次にデザインプロデューサーの黒崎輝男さんとライフスタイルプロデューサーの村上萌さんは「フレンチ・オーガニック」をテーマに、野菜や植物などの販売コーナーを展開。最後にスタイリストの亀恭子さんとルノー・インターナショナルレンジデザイン・マネージャーのアラン・ロネ氏が「デザイン」をテーマに家具や雑貨を販売するコーナーをプロデュースしている。
なお3月30日から4月1日までの期間中の開館時間は11時〜19時。入場は無料で、期間中はルノー カングー イマージュも常時展示されている。