【スタッフ通信】フランス車 無差別級 五種競技! 金メダルに輝くのはどのクルマ??

2024年の夏はパリ オリンピック・パラリンピックが開催されますが
『THE MOTOR WEEKLY』では4年に一度のスポーツの大舞台に先駆けて、フランス車の祭典を敢行しました。
題して

フランス車 無差別級 五種競技!

『THE MOTOR WEEKLY』が独自に制定した“5種目”の総合で頂点の座を争います。
その5種目は
① 最小回転半径 ② 燃費(※) ③ ラゲッジスペース ④ 静粛性 ⑤ 乗り心地

各種目の1位には3ポイント、2位に2ポイント、3位に1ポイントを与え、5種目の合計で最高ポイントを獲得したクルマが優勝の栄誉を勝ち取ります。
今回はタイプやボディサイズの異なるこちらの3台がエントリーしました。

① プジョー e-208 GT

全長 4095 × 全幅 1745 × 全高 1465
Bセグメント・コンパクトハッチバック。「208」の電気自動車です。
番組DJ・高橋アキラさんによると、EVならではのレスポンスの良さがあり、ワインディングロードもクインクイン走れる楽しさがあるとのことです。

今回唯一のEV車 プジョー e-208 GT
かぎ爪のような3本のLEDライトを内蔵したフルLEDヘッドライトが目を引きます

② ルノー メガーヌ R.S. ウルティム

全長 4410 × 全幅 1875 × 全高 1465
Cセグメント・5ドアハッチバック。
RS=ルノー・スポールの名前がついた最後を飾るモデルでもあり、ホンダ シビック タイプRとニュルブルクリンク北コース “FF車最速”の称号かけてを争うライバルとしておなじみ。モータースポーツの技術が支えるパフォーマンスが自慢のクルマです。

ルノー メガーヌ R.S. ウルティム
ルノーの象徴 “ロサンジュ”(ひし形)を模したボディーデカールがポイント

③ DS DS4 ESPRIT DE VOYAGE

全長 4415 × 全幅 1830 × 全高 1495
Cセグメント・5ドアハッチバック。
フランスの名高いファッションブランドが新作を発表するコレクションから着想を得た「DS COLLECTIONモデル」シリーズの1台。
プレミアムブランド「DSオートモビル」からCセグメントに投入されたDS4の特別仕様車です。

DS DS4 ESPRIT DE VOYAGE
フランスのオートクチュールの息吹(いぶき)を吹き込んだ「DS COLLECTIONモデル」シリーズの1台

3台を紹介した7月13日の放送はポッドキャストでお聴きいただけます。
第582回の放送をチェックしてください。

1種目目【最小回転半径】

【最小回転半径】は、ハンドルを左右どちらかに目いっぱい切った状態でゆっくり旋回した際に、外側のタイヤ中心が描く円の半径。今回はカタログ値で勝負しました。

3台とも大差ない結果でしたが、全長・ホイールベースがいずれも最も小さいプジョー e-208 GTではなく、サーキットを走る際に安定性を高める4コントロール(4輪操舵システム)を搭載したメガーヌ R.S. ウルティムがトップ!

2種目目【燃費】※ 

プジョー e-208 GTはEV、メガーヌ R.S. ウルティムはガソリンエンジン、DS DS4 ESPRIT DE VOYAGEはプラグインハイブリッド。そこで今回は「1か月で1,000キロ走るとして、いくらかかるか」――を算出。
ハイオクガソリンは、175円/Lで計算し、電気は、普通充電でフル充電した時の費用がいくらになるかをもとに燃費、電費を総合的に算出しました。(番組調べ)
※電気の契約状況により実際の金額は異なるため一つの目安としてご覧ください

この勝負はEVのプジョー e-208 GTが圧勝!

3種目目【ラゲッジスペース】

番組ではおなじみの勝負。「カップヌードル」を 縦(高さ)・横・奥行でそれぞれ 何個置けるか?
その合計を競いました。

※カップヌードルの高さは107mm、上蓋の直径は96mm
※プジョー e-208 GTの小数点0.25個分は(5種目目で重要な役割を果たす)ピンポン玉 約1個分です

ルノー メガーヌ R.S. ウルティム

4種目目【静粛性】

3台同じルートで同じ走り方をした走行中の音をデシベル計アプリで計測しました。運転はもちろん高橋アキラさんです。
一般的な目安として「ガード下で電車が通過する音」が100db(デシベル)、エアコンのお休みモード(静音モード)の稼働音が(メーカー・機種により)30から60db程度とのことです。
さぁ気になる結果は!?

電気自動車のプジョー e-208 GTがまさかの2位。
トップは今回の競技で初めて1位を獲得したDS DS4 ESPRIT DE VOYAGEです。
ラグジュアリーブランドのため、静音材、吸音材などにより静粛性を高められているということでしょう。

4種目を終えてのポイントは・・・
プジョー e-208 GTが【最小回転半径】2位:2pt、【燃費】1位:3pt、【ラゲッジスペース】3位:1pt、【静粛性】2位:2ptで【8pt】
ルノー メガーヌ R.S. ウルティムが【最小回転半径】1位:3pt、【燃費】3位:1pt、【ラゲッジスペース】1位:3pt、【静粛性】3位:1ptで【8pt】
DS DS4 ESPRIT DE VOYAGEが【最小回転半径】3位:1pt、【燃費】2位:2pt、【ラゲッジスペース】2位:2pt、【静粛性】1位:3ptで【8pt】。3車が横一線に並ぶ団子レースとなりました。
そして運命の最終決戦へ・・・

5種目目【乗り心地】

【静粛性】同様に3台が同じルートを同じ走り方・ハンドルの切り方で走行。
測定方法は、助手席の足元にステンレスのボウルを設置。その中にプリングルズの容器を入れ、フタ(キャップ)の上にピンポン玉を置きます。フタの外周(フチ)にはわずかな出っ張りがあるため、静止状態/平行のところでピンポン玉を置いても落ちることはありません。はたして走行中ではどうか・・・、同じ条件で走った場合、ピンポン玉がより長く落ちないでいられたクルマこそ、 乗り心地がいい――という勝負です。

プリングルズの容器の上にピンポン玉をのせて運転しても意外に落ちません

コースは、ワインディングロードで、最初はストレート。その後ゼブラゾーンが2つあり、さらにカーブがいくつか続いて、セブラゾーンのカープを迎えるという道路。

気になる結果は・・・

『THE MOTOR WEEKLY』7月20日の放送の中では、走っているときの様子ををお聴きいただきました。走行中にピンポン玉が落ちてカランカラン・・・と音を立てるシュールな模様をぜひラジオ、radiko、ポッドキャストでお楽しみください。

4、5種目目の、運転の快適さに直結する【静粛性】【乗り心地】部門でトップに立ったDS DS4 ESPRIT DE VOYAGEが見事金メダルに輝きました。プレミアムブレンドの本領が発揮されての優勝といえそうです。また僅差で銀メダル、銅メダルとなったプジョー e-208 GT、ルノー メガーヌ R.S. ウルティムもそれぞれ得意とする分野でいかんなく実力を発揮しましたね。というわけで結論は3台みんなトレビア~ン!

今回の「フランス車 無差別級 五種競技」の模様はFMヨコハマ『THE MOTOR WEEKLY』7月20日放送回でお聴きいただけます。
当日20時からの放送、ラジコタイムフリー、ポッドキャスト更新後は「第583回」をお聴きください。

フェアな対決を支えてくれた番組DJ 高橋アキラさんと “ウィナー” DS DS4 ESPRIT DE VOYAGE(中央)
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