【プジョー】ニュルブルクリンク24時間、パイクスピークに「プジョー208GTi」が出場決定

ニュルブルク24時間レース SP2Tクラスに出場する208GTiプジョー・スポール 

「208GTi is Back」のキャッチフレーズで登場した208シリーズのフラッグシップ「208i」。モータースポーツへの復帰プログラムは着々と進行しつつある。2013年3月26日、パリのプジョー本社で、「地獄の森」ことニュルブルクリンク24時間レースに4台体制で参戦することが発表された。

ニュルブルクリンク24時間レース

出場するマシンは、「208GTiプジョー・スポール」。208GTiをベースとした競技モデルで、すでにT16、R2、レーシングカップがデビューしており、「208GTiプジョー・スポール」が4機種目となる。「208GTiプジョー・スポール」は、2012年12月に基本リサーチが行われ、2013年1月から製造が開始され、2月から組み立てが始まった。そして月末にはテスト走行を開始するという急ピッチの開発が行われ、そのベースにはこれまでのRCZや208のT16、R2、レーシングカップで開発経験、技術蓄積が有効に活かされている。

208GTiが搭載する1.6Lのターボエンジンは標準の200psから300psにチューニングされ、6速ギヤボックスはパドルシフトに変更。もちろんニュルブルクリンクのSP車両規格に合わせ、強化された大径ブレーキ、18インチホイール、100L容量の安全燃料タンクを装備し、車両重量は990kgとなっている。

ニュルブルクリンクで208208GTiプジョー・スポールのステアリングを握るドライバー達

この208GTiプジョー・スポールのステアリングを握るのは、208GTiレーシングエキスペリエンス・プロジェクトで選抜された8名だ。ヨーロッパ中から200人のドライバーが参加したこのプロジェクトで8名が選ばれている。このメンバーにはニュルブルクリンクのベテランから有望な若手まで含まれ、ニュルブルクリンク24時間レースに挑む。そのため、4月上旬のVLNテストデー、4月13日のVLN第2戦、4月27日のVLN第3戦で実戦経験を積み、5月19〜20日の24時間レース本番に臨む。目的はただ一つ、SP2T(1.6Lターボ・ガソリン)クラスでの優勝だ。

リターン to パイクスピーク

2013年3月29日、プジョー・スポールは、6月30日、コロラド州コロラドスプリングスで開催されるパイクスピーク・ヒルクライムに参戦することを発表した。プジョーはかつて伝説の「205 T16」やアリ・バタネンが駆った「405 T16パイクスピーク」で大活躍したこの壮大なイベントにカムバックするのだ。

優勝を目指してプジョーが投入するマシンは、「プジョー208 T16パイクスピーク」。トタル、レッドブル、ミシュランというパートナー。

「プジョー208 T16パイクスピーク」は、同イベントの最高峰カテゴリーであるアンリミテッドクラスにエントリーし、カーナンバーは「208」が与えられた。目標である優勝を達成するために、プジョーはシトロエンに打診し、トップドライバーのセバスチャン・ローブを確保し強力な布陣で臨む。参戦マシンの詳細は4月中旬に発表されるという。

プジョー・スポール公式サイト
プジョー公式サイト

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