2014年3月26日、パリのプジョー本社は2015年からダカールラリーに復帰すると発表した。伝統のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムで衝撃的な記録を残した2013年に続き、プジョースポール、レッドブル、トタルは再びタッグを組み、プジョー405以来25年振りにダカールラリーに挑戦する。世界で最長となる1万kmの過酷なラリーへの参戦にあたり、ドライバーとしてカルロス・サインツ、そしてシリル・デプレを起用する。
パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムへの挑戦に続き、プジョースポール、レッドブル、トタルの3者はその活動を北米からさらに広げることを決断し、世界で最も過酷なクロスカントリーラリーへ挑戦することにした。ダカールラリーは、プジョーチームが1987年から1990年にかけて4連覇を成し遂げた。当時のマシンは205 T16 Grand Raid (グランレイド)、405 T16 Grand Raid が使用されている。そして、最後の参戦から4半世紀を経て、チームプジョー・トタルはこのチャレンジに、新たなマシン「2008 DKR」で挑む。
ダカールラリーは、プジョーの新しいモータースポーツプログラムの中でもメインとなるイベントと位置付けられる。チームを導くドライバーは、2010年にダカールを制したカルロス・サインツで、豊富な経験とマシン開発のスキルを駆使した活躍が期待される。また2輪部門でダカールを5回制しているシリル・デプレが、プジョーから初めて4輪部門に挑む。 ふたりのドライバーは、208 T16 Pikes Peak (パイクスピーク)を開発したスタッフとともに、ダカールラリーに向け準備を開始した。
なお、新開発のマシン「2008 DKR」は4月20日から開幕する北京モーターショーで発表される予定だ。