フィアット・クライスラー・オートモビルス(FCA)と プジョーS.A.(グループPSA)は2020年11月10日、両グループの対等合併により誕生する新たな「ステランティス」のコーポレート ロゴを発表しました。
両社の取締役会はこれまでの合意の通り、グループPSAが保有するグローバル サプライヤーのフォルシア社の発行済株式のうち、最大7%を統合完了前に売却することに合意しました。それに加え、当初の統合合意書に従い、ステランティスはフォルシアの経営に関与しない方策に応じています。これらの実行により、統合に必要な行政当局の承認への支障がなくなる見込みとなっています。
新しいコーポレート ロゴは、ステランティスの基盤となる両社の豊かな伝統を象徴するデザインで、14を数える歴史ある自動車ブランドをポートフォリオに納める新グループの統合による強みと、全世界地域で働く従業員の多彩なプロフェッショナル バックグラウンドを表現しています。
ラテン語の「stello(星座)」にちなみ「星たちとともに輝く」を意味する「ステランティス」を社名にし、革新と多様性を礎とする新会社の明るい将来展望、エネルギー、革新力、持続可能モビリティの新時代のリーダーたらんとする決意を視覚的に表現したものとされています。
新ロゴの発表は、両社の臨時株主総会における決算の承認と独禁法関連の行政当局確認をはじめとする規定の処理を経て、2021年の第1四半期末までに統合プロジェクトを完了する計画となっています。
いよいよ世界第3位につける新生グローバル自動車メーカー誕生のカウントダウンが始まったということができます。